宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:15)
今日、C3.1の小規模フレアが発生しました。
また、M9.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/30 07:36 C2.4
00:15 C3.1
11/29 23:26 C3.8
16:50 C6.4
13:35 C2.8
08:22 C8.1
04:09 M9.8
11/28 08:05 C5.5
03:23 C6.7

黒点 11/30 (NOAA)
磁場 フレア
3492 3 β ---
3493 1 α ---
3494 1 α ---
3499 2 β C8
3500 25 βγ X1
3501 1 α ---
3502 4 β C6
3503 1 α C6
3505 1 α ---
3506 3 β ---
3507 1 α C3
3508 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 414 -1.3
-2 h 419 -1.1
-4 h 448 -0.2
-6 h 437 -0.9
-8 h 440 -1.4
-10 h 445 +0.1
-12 h 434 +1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -14 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
11/30 0.3 7x10^2
11/29 0.3 4x10^2
11/28 0.3 3x10^2
11/27 0.3 2x10^2
11/26 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/11/25 13:20 太陽風はやや高速になっています。磁気圏の活動もやや強まっています。
2023/11/26 13:17 太陽風の急な強まりが到来して、磁気圏の活動が強まりました。
2023/11/27 13:14 太陽風の速度の高まりは終わりに近付いています。磁気圏は穏やかです。
2023/11/28 12:31 CMEが連続して発生し、太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2023/11/29 13:54 M9.8の中規模フレアが発生しました。ハロー型のCMEも発生しています。
最新のニュース

2023/11/30 12:15 更新
太陽風は平均的な状態です。磁気圏も概ね静穏です。

担当 篠原

昨日の朝発生したM9.8の小規模フレアによる太陽風の乱れは、
NOAA/SWPCの予報では、
明日の午後、12月1日16時(世界時1日7時)頃に
地球に到来する可能性があるとのことです。
どの様な変化がやって来るか、注目してください。

また、27日に発生したフィラメント噴出による乱れは、
今日掲載している図(現在の予報)では、
今朝、30日5時(世界時29日20時)頃に到来すると
修正されていたのですすが、
今のところ、太陽風のデータに目立った変化はなく、
今日の午後以降の変化に注目してください。

現在の太陽風は、
速度は400km/秒、磁場強度は4〜5nTと、
どちらも平均的な状態です。

磁場の南北成分は、グラフの前半は弱い南寄り、
中盤は0nT付近とやや傾向が変わっています。
AE指数もこれに対応して、
グラフの途中では300nTの小規模の変化が続き、
その後、静かになっています。

現在の磁場は、再び弱い南寄りになっている様に見えます。
この場合、磁気圏で小さい活動が見られる様になるでしょう。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の南東側(左下)にコロナホールが大きく広がっています。
27日周期の、2周期前、1周期前の太陽写真と比べると、
コロナホールはより広がっています。

前周期の太陽風は、11月6日頃から速度が高まりました。
今回も同じくらいと考えると、12月3日頃になりそうです。
CME(コロナ質量放出)による乱れに続く様に
変化が始まるかもしれません。


太陽は、M9.8のフレアを起こした3500黒点群で、
C2〜3の小規模フレアが頻繁に発生しています。
規模は小さいですが、活動的な状態が続いているので、
引き続き注目してください。




M9.8の時に発生したCMEによる太陽風の乱れは、12月1日15時(世界時1日6時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。