宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:54)
今日、M9.8の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/29 13:35 C2.7
08:22 C8.1
04:09 M9.8
11/28 08:05 C5.5
03:23 C6.7
11/27 17:06 C3.4

黒点 11/29 (NOAA)
磁場 フレア
3490 1 α C3
3492 3 β C2
3493 2 β ---
3494 1 α ---
3499 4 β C8
3500 12 βγ X1
3501 1 α ---
3502 4 β C3
3503 1 α C6
3505 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:44 441 -1.8
-2 h 445 -1.2
-4 h 450 +1.8
-6 h 438 -0.8
-8 h 444 +0.9
-10 h 452 +0.6
-12 h 471 -1.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -25 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^1
11/29 0.3 2x10^2
11/28 0.3 3x10^2
11/27 0.3 2x10^2
11/26 0.3 1x10^2
11/25 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/11/24 14:23 太陽はフレアが続いています。太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。
2023/11/25 13:20 太陽風はやや高速になっています。磁気圏の活動もやや強まっています。
2023/11/26 13:17 太陽風の急な強まりが到来して、磁気圏の活動が強まりました。
2023/11/27 13:14 太陽風の速度の高まりは終わりに近付いています。磁気圏は穏やかです。
2023/11/28 12:31 CMEが連続して発生し、太陽風の乱れが到来する可能性があります。
最新のニュース

2023/11/29 13:54 更新
M9.8の中規模フレアが発生しました。ハロー型のCMEも発生しています。

担当 篠原

今朝、29日4時半(世界時28日19時半)に、
太陽の中心部南側(下側)の3500黒点群で、
M9.8とXクラス寸前の中規模フレアが発生しました。

この規模のフレアの発生は8月7日のX1.5以来で、
およそ4か月ぶりとやや久しぶりです。

SDO衛星AIA131、193、
そして、GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
それぞれ見え方に違いがあり興味深いのですが、
AIA193では広い範囲でコロナが動く様子が見え、
SUVI 304では太陽からコロナが飛び出しているのが分かります。

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
太陽を丸く囲むように広がる
ハロー型のCME(コロナ質量放出)が発生しています。
フレアの発生場所が太陽の中心に近く、
地球の方向にCMEが飛び出しているためです。

太陽風の乱れが地球にやって来るのは間違いないでしょう。
到来まで2〜3日程度と考えると、
明後日、12月1日くらいになるのではないでしょうか。

太陽では、東端(左端)の南北に新しい黒点が現れています。
これらはどの様な領域でしょうか。


太陽風は、速度のグラフがやや不安定ですが、
450km/秒前後の平均的な速度が続いている様です。
磁場強度も5nTと平均的な状態です。

磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は変化が少なく、
500nTの中規模の変化が2回ほど発生しています。

太陽風は、昨日紹介したCMEも明日くらいに到来が予想されています。
今日のCMEも含めて乱れた状態がしばらく続きそうです。
注目してください。



3500黒点群で発生したM9.8の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3500黒点群で発生したM9.8の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3500黒点群で発生したM9.8の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCMEが発生しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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