宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:36)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 8 --- ---
8/ 7 --- ---
8/ 6 --- ---

黒点  8/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
3068 3 α C2
3071 1 α ---
3072 4 β C1
3073 4 β ---
3074 1 α ---
3075 3 β ---
3076 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 568 -0.7
-2 h 583 +1.6
-4 h 554 +0.6
-6 h 579 -3.3
-8 h 523 -3.7
-10 h 468 -5.8
-12 h 426 -3.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -26 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 4x10^1
8/ 8 0.5 4x10^2
8/ 7 0.5 2x10^2
8/ 6 0.6 2x10^2
8/ 5 0.6 5x10^2
8/ 4 0.5 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/ 3 12:31 高速太陽風は、速度がもう一段高まっています。
2022/ 8/ 4 12:46 高速太陽風は終わりに近付いています。
2022/ 8/ 5 13:11 太陽風は平均的な状態です。7月の黒点相対数は 91.4 でした。
2022/ 8/ 6 13:04 太陽風はやや低速になっています。フィラメント噴出が発生しました。
2022/ 8/ 7 14:19 太陽の向こう側でCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度に戻っています。
最新のニュース

2022/ 8/ 8 12:36 更新
太陽コロナの立体視画像を作りました。太陽風は高速になっています。

担当 篠原

太陽を地球よりも左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星は、
日々地球に近付いていて、
現在の地球との開きは22度と、
横から観測する利点はだいぶ小さくなってしまいました。

一方、地球との視差が小さくなってきたので、
SDO衛星と組み合わせて太陽の立体視画像を作ってみました。
1枚目の動画は、左にSDO衛星AIA193、
右にSTEREO Ahead衛星SUVI 195と、
白黒に変換した画像を組み合わせたもので、
立体視の交差法、左の太陽を右目で、右の太陽を左目で見て下さい。
目を寄り目にして、太陽が1つに重なるように視線を調節します。
(太陽が3つに見えるとも言えそうです)

掲載しているのは、横幅を 800 pixel にした動画です。
大きい画像の方が細部が良く分かりますが、目には負担がかかります。
3種類の動画ファイルを作りましたので、見やすい画像をご覧下さい。

800幅の動画 (11MB) (下に表示している画像です)
1200幅の動画 (22MB)
1600幅の動画 (34MB)

掲載している太陽は、7月15日の1日分です。
中心部北側(上側)のフィラメント噴出の様子や、
東側(左側)の活動領域の活動、コロナのガスの立体的な構造など、
太陽の様子が立体的に感じられます。


現在の太陽は、南西の端(左下)の3072群でC1.1、
3068群でC1.6の小規模フレアが発生した程度で、
穏やかな状態です。


太陽風は、今日未明から速度が更に高まって、
現在は570km/秒前後の高速風になっています。
コロナホールの影響がより強まって来た様です。

太陽風の磁場強度は、
10〜14nTに強まった状態で推移しています。
速度は高まっていますが、磁場強度は強まったままなので、
引き続き速度の変化に注目してください。

太陽風磁場の南北成分は、
昨日までは南向きに強まった状態が続き、
以降は、南北に変化する様に傾向が変わっています。

AE指数は、昨日のニュース以降は
700〜1000nTと中規模の活動が連続しています。
磁場の南向きの傾向が弱まって来たので、
この後の活動は下がるかもしれません。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
中心部に次のコロナホールが見えています。
広がりは小さいですが、この領域の影響も考えると、
太陽風速度の高まりは、これから4〜5日続くかもしれません。




2022年7月15日の(左)SDO衛星AIA193、(右)STEREO Ahead衛星SUVI 195の画像を組み合わせて立体視する動画。
(c) STEREO (NASA)、SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。