宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 8/ 6 13:04 更新 太陽風はやや低速になっています。フィラメント噴出が発生しました。 担当 篠原 太陽の南東側(左下)で、6日10時(世界時6日1時)に、 フィラメント噴出が発生しました。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 太陽から左下に向かって、コロナのガスが飛び出しています。 このままCME(コロナ質量放出)として噴出しそうですが、 地球に対しては斜め方向なので、目立つ程の影響はなさそうです。 太陽では、昨日の午後に、 南西(右下)の3073黒点群で、C5.5、 3068群で、C4.9、C1.0の小規模フレアが発生しています。 昨日は可視光写真を掲載できませんでしたが、 今日の写真では、南東に3074群、 南西に3072、3073群が現れ、 北東(左上)にも小さい黒点が見えています。 太陽風は、今朝まで400km/秒台を保っていましたが、 その後少し下がって、現在は370km/秒とやや低速になっています。 SDO衛星AIA193では、ちょうど太陽の中心にコロナホールが見えています。 この領域の影響が2〜3日後に到来する可能性があります。 それまで太陽風は穏やかに推移しそうです。 コロナホールの広がりはそれほど大きくありません。 太陽風の変化はあまり大きくならない様に思いますが、 どのような変化がやって来るでしょうか。 現在の磁気圏は穏やかです。 AE指数は小さい変化が起きている程度です。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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