宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 8/ 3 12:31 更新 高速太陽風は、速度がもう一段高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜から更に上昇を始め、 現在は550km/秒に達しています。 高速風は、より強まっています。 一方、磁場強度は、 今朝まで7〜8nTと少し強まった状態が続きましたが、 今朝くらいから低下が始まって、現在は4nTです。 磁場強度が下がってきたので、 速度の高まりはこの辺りがピークかもしれません。 磁場の南北成分は、比較的北寄りの状態で、 時々、南向きに変化しています。 このため、速度は高まっていますが、 磁気圏活動の高まりは限定的で、 AE指数は変化が頻繁に発生していますが、 300nTの小規模の変化に留まっています。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールは、 南西の端(右下)にだいぶ近付いています。 太陽風速度の高まりは、終わりに向かいそうです。 太陽は、南西の端(右下)に沈んだ領域で、 今日未明に、C4.2、C1.7の小規模フレアが発生しました。 また、中心部南西側(右下)の3068黒点群で、 先ほど、3日11時半(世界時3日2時半)に、 C1.3と小さい小規模フレアが発生しています。 太陽は、全体としては穏やかな状態が続いています。 可視光写真では、南東の端(左下)に新しい黒点が現れていますが、 今のところ、特にフレアは起こしていません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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