宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/12/ 8 12:41 更新 太陽風はやや高速になっています。磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も活発になりました。 担当 篠原 今日に入った頃から太陽風の速度が高まり、 現在は、480km/秒とやや高速の状態に達しています。 DSCOVR衛星のグラフを見ると、 昨夕、7日17時(世界時8日8時)頃に 磁場強度が14nTへ強まる変化が到来し、 320km/秒程度と低速だった太陽風の速度も 少しずつ高まり始めました。 そして、8日1時(世界時7日16時)くらいに、 磁場強度は20nTまで強まります。 その頃から速度もさらに高まり始め、 今朝、8日6時(世界時7日21時)頃に480km/秒前後まで高まり、 以降この状態が続いています。 反対に磁場強度は次第に下がって、 現在は5nT前後と平均的な状態です。 SDO衛星AIA193で注目していた コロナホールの影響がやって来た様です。 磁場強度はまだ弱くなってはいないので、 この後、速度はもう一段高まるかもしれません。 一方、コロナホールの東西の広がりは小さいので、 太陽風速度の高まりは長くは続かないでしょう。 今後どの様に推移するか注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まり始めた頃に南向きに強まり、 -12nTくらいの変化になりました。 速度はまだ低速でしたが、磁気圏の活動は強まって、 AE指数では最大1700nTに達する大規模な変化が発生しています。 極域ではきれいなオーロラが見られたのではないでしょうか。 太陽風磁場が20nTに強まった頃から、 南北成分は北寄りで変化する様になり、 以降は磁気圏は穏やかになっています。 太陽は、昨夜、8日22時(世界時8日13時)に、 中心部北東側(左上)の3157黒点群で、 C5.8と少し大きい小規模フレアが発生しました。 3157群ではこの他にもC1の小規模フレアが数回発生しています。 また、中心部南側(下)の3153黒点群でも C1〜2などのフレアが発生しています。 フレアの規模は小さいですが、 現在はこの2つの領域の活動が目立っています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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