宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:28)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 4 02:36 M1.2
12/ 3 19:59 C2.3
15:15 C3.1
03:14 C1.5
12/ 2 18:14 C8.1
10:50 C3.7
03:59 C2.9

黒点 12/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
3153 8 βγ C4
3154 2 β ---
3155 5 β C1
3156 2 β C8
3157 1 α M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 513 +1.0
-2 h 513 +0.5
-4 h 519 +1.9
-6 h 524 +1.0
-8 h 530 -0.2
-10 h 540 -0.7
-12 h 543 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -10 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 1x10^4
12/ 4 0.5 3x10^4
12/ 3 0.5 3x10^4
12/ 2 0.5 2x10^4
12/ 1 0.5 9x10^3
11/30 0.6 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/11/29 12:22 プロミネンス噴出が発生しています。太陽風は高速の状態が続いています。
2022/11/30 13:47 太陽風は速度が600km/秒台に高まり、磁気圏活動も強まりました。
2022/12/ 1 12:31 太陽風は600km/秒と高速で、磁気圏活動の強まりも発生しています。
2022/12/ 2 14:39 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。11月の黒点相対数は 77.6 でした。
2022/12/ 3 13:40 600km/秒前後の高速太陽風が続いている様です。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2022/12/ 4 13:28 更新
M1.2の中規模フレアが発生しました。高速風は続いていますが、速度は下がっています。

担当 篠原

太陽で、今日未明、4日2時半(世界時3日17時半)に、
北東の端(左上)に現れた3157黒点群で、
M1.2の中規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131とSUVI 304の動画を掲載します。

フレアは、短い時間輝くタイプで、
131の動画では一瞬だけ明るく見えています。
一方、304の動画では、フレアに伴ってコロナのガスが
太陽の左側に噴き出す様子が見えています。
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)が撮影されています。
飛び出すガスは淡く、横方向なので、
地球への影響はありません。

太陽では、この他にもあちこちの黒点群で、
C1〜3の小規模フレアが10回程度発生しています。
この後も活動は続くでしょうか。


太陽風は、600km/秒程度だった速度がゆっくりと下がり、
現在は510km/秒になっています。
高速の状態は続いています。
磁場強度は、5nTから3nTへ下がり、
グラフの後半で再び6nT程度に上がっています。

磁場の南北成分は、
弱い南寄りから弱い北寄りに変化している様です。
AE指数は、グラフの途中までは
300〜500nTの小規模の変化が続いていますが、
最後は変化が小さくなっています。

この後も太陽風の速度は下がって行くのでしょうか。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
縦に伸びるコロナホールが、太陽の中心線に達しています。
3日後くらいからは、
この領域の影響で太陽風は高速になりそうです。



北東の3157黒点群で発生したM1.2の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M1.2の中規模フレアに伴って、コロナの噴き出しも発生している。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左へ向かって噴出するCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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