宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/ 8/11 10:06 更新 太陽風は高速の状態が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に600km/秒へ上がり、 以降、580km/秒へゆっくりと下がっています。 ただ、速度のグラフはしばらく平坦になっていて、 この辺りの値には少し問題があるのかもしれません。 グラフの終わり頃でも、530km/秒との間を上下していて、 判断が難しいです。 磁場強度は、6nTから4nTヘゆっくりと下がっています。 高速風の領域は後半に入ろうとしているのかもしれません。 SDO衛星AIA193では、コロナホールはだいぶ西に進んでいます。 この位置関係からも、高速風は終わりが近づいている様に思います。 磁場の南北成分は、振れ幅は小さくなっていますが、 南北に変化しています。 磁気圏の活動はある程度高まっていて、 AE指数は600nTの中規模の変化が数時間おきに発生しています。 太陽風の磁場強度が下がってきたので、 AE指数の変化は次第に小さくなっていくのではないでしょうか。 太陽は、Bクラスの小さい変化が度々発生する様になっています。 規模は小さいので、全体としては穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 高まった状態が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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