宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/11/15 12:01 更新 2209黒点群の全体が見えています。太陽風は600km/秒近い高速風です。 担当 篠原 太陽では、Cクラスの小規模フレアが発生しています。 東端の2209黒点群のC5.4を最大に、 中央の2208群でC3.2、C4.2、C3.3と3回発生し、 西端の2205群もC3.1を起こしています。 2209群は遅れて現れた大きな黒点の全体が見えています。 SDO衛星による拡大写真を掲載します。 一方、X線の動画では特に活動的な様子はありません。 また、14日14時(世界時14日5時)頃に、 フィラメント噴出ではないかと思いますが、 太陽の北東部(左上)で小規模の爆発現象が発生し、 CME(太陽ガスの放出現象)が 太陽の左上に向かって噴出しました。 SDO衛星とSOHO衛星による動画を掲載します。 CMEのガスが独特の形を保ちながら持ち上がっています。 地球からは横方向に噴き出しているので、 影響はないでしょう。 太陽風は、今日に入った頃から速度が500km/秒を超え、 最新のデータでは550km/秒から600km/秒に近い 高速風になっています。 27日周期の図を見ると、 セクターの切り替わりが 前周期とほぼ同じタイミングで回帰しましたが、 速度の高まりは少し早まっているのかもしれません。 セクターの切り替わりとともに、 磁場の南北成分は南寄りの傾向に変わっています。 このため、磁気圏の活動も高まって、 AE指数は300nTから600nTに達する変化が発生しています。 速度も高まっているので、 オーロラの活動が高まった状態が続く可能性があります。 太陽の東端に現れた2209黒点群。SDO衛星。 (c) SDO (NASA) 太陽の北東部で発生した小規模の爆発現象。SDO。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左上に向かってCMEが噴出しました。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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