宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:31)
昨日、C3.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 2 --- ---
8/ 1 16:40 C3.2
7/31 --- ---

黒点  8/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1092 3 α C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 477 -1.8
-2 h 493 -0.8
-4 h 481 +0.0
-6 h 465 +0.2
-8 h 479 +0.0
-10 h 477 +0.0
-12 h 479 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -12 -15/ 11
-2 h -12 -5/ 5
-4 h -12 -13/ 8
-6 h -13 -17/ 5
-8 h -13 -16/ 4
-10 h -13 -14/ 4
-12 h -13 -13/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
8/ 2 0.4 5x10^3
8/ 1 0.4 6x10^3
7/31 0.3 1x10^4
7/30 0.5 2x10^4
7/29 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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Live!オーロラ (遊造)
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情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/28 11:45 高速太陽風が600km/秒台に上昇し、磁気圏のオーロラ活動も強まっています。
2010/ 7/29 11:21 太陽風の速度が700km/秒近くまで上昇しました。オーロラ活動はそれほど強まっていません。
2010/ 7/30 10:32 600km/秒の高速太陽風が続いています。高速風は、後半にさしかかっているようです。
2010/ 7/31 13:32 580km/秒の高速太陽風が安定して続いています。1092黒点群の活動度が少し上がっているようです。
2010/ 8/ 1 12:16 高速太陽風は低下が始まり、520km/秒となっています。太陽は小さな活動程度です。
最新のニュース

2010/ 8/ 2 11:31 更新
C3の小規模フレアが発生しました。CMEを伴っており、地球へ影響が来るでしょう。

担当 篠原

昨日の夕方、1日17時(世界時1日8時)に、C3.2の小規模フレアが発生しました。
発生箇所は、1092黒点群です。
X線のグラフが長時間増加する長時間タイプのフレアで、
同時にCME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。

しかし、この時間帯に、SOHO、STEREO Behundの更新が止まっていて、
詳しい様子を見ることができませんでした。

最初に写真を2枚掲載しますが、1枚目は、SOHO LASCO C3の少し遅れての写真です。
CMEで噴き出したガスが、太陽の周囲に広く漂っている様子が分かります。
1092黒点群は太陽の中ほどに来ていたため、
太陽を包むように広がる、ハロー型のCMEとなった様です。

2枚目の写真は、もう少し前の時間のSTEREO Ahead COR2です。
太陽から左に向かって(地球の方向)、ガスが飛び出しています。

CMEの擾乱の到着まで3日前後と見込むと、明後日、4日ごろとなるでしょうか。
CMEの規模から考えて、あまり大きな変動にはならないと思いますが、
飛ばされてくる磁場の変動によっては、案外大きな乱れとなることもあります。
オーロラ活動が強まるチャンスですので、注目してください。


現在の太陽風は、速度がまた少し下がって、480km/秒となっています。
前周期よりはがんばっていますが、高速風は終わりに近づいています。
今日、明日と一旦下がって、その後、CMEによる擾乱の到来となるでしょう。

磁気圏の活動も、現在は小規模で、AE指数はほとんど変化していません。


放射線帯の高エネルギー電子は、警戒ライン(10,000)を少し割ったレベルで安定しています。


明日より、8月11日までカムチャッカ半島へ観測装置のメンテナンスに出かけます。
現地より記事の更新はできる予定ですが、更新の時間や頻度が不定になります。
ご了解下さい。



SOHO LASCO C3によるCMEの広がり。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO Aheadによる、CMEの噴出の様子。左が地球の方向。
(c) NASA


SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。