宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
昨日、C2.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/30 --- ---
7/29 05:32 C2.9
7/28 --- ---

黒点  7/30 (NOAA)
磁場 フレア
1089 9 β C3
1092 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:25 592 -1.0
-2 h 607 +0.9
-4 h 609 +1.5
-6 h 602 +0.2
-8 h 601 +1.4
-10 h 606 +1.8
-12 h 617 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -12 -36/ 16
-2 h -11 -23/ 4
-4 h -12 -23/ 5
-6 h -10 -19/ 7
-8 h -11 -13/ 6
-10 h -13 -9/ 13
-12 h -13 -21/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
7/30 0.4 2x10^4
7/29 0.4 1x10^4
7/28 0.4 2x10^3
7/27 0.4 8x10^1
7/26 0.4 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/25 08:40 太陽風は360km/秒と低速風が続いています。今日、明日には高速風が始まりそうです。
2010/ 7/26 09:30 太陽風は450km/秒とやや高速の状態になっています。今後、更に高速の風が来る可能性があります。
2010/ 7/27 14:36 太陽風の速度は550km/秒に上がりました。高速風の到来です。C2.2フレアが発生しました。
2010/ 7/28 11:45 高速太陽風が600km/秒台に上昇し、磁気圏のオーロラ活動も強まっています。
2010/ 7/29 11:21 太陽風の速度が700km/秒近くまで上昇しました。オーロラ活動はそれほど強まっていません。
最新のニュース

2010/ 7/30 10:32 更新
600km/秒の高速太陽風が続いています。高速風は、後半にさしかかっているようです。

担当 篠原

600km/秒前後の高い速度の太陽風が続いています。
一方、太陽風の磁場強度は、4nTから3nTへ下がっています。

現在、地球は、高速風領域の最も強い部分を通過しているところです。
磁場強度が弱まってきたことから、後半部に入ろうとしていると思われます。

SOHO EIT195では、高速風の発生源であるコロナホールは、
次第に緯度が上がって、北極へ向かって伸びています。
こうなると、地球への影響は弱まってきます。

前周期同様に(27日周期の図参照)、
明日以降は、太陽風の勢いは次第に弱まっていくでしょう。
8月2日には、普通の速度に戻りそうです。


磁気圏は、やや活動的な状態です。
AE指数では、500nTほどの変動が数時間ごとに観測されています。
太陽風の速度はずいぶん上がっているのですが、
磁場の南北成分は北寄りになっているため(ACEの赤線がプラス方向に寄っている)、
磁気圏へエネルギーが流れ込みにくい状態が続いているためです。

太陽風は次第に弱まっていくと思われるので、、
オーロラ活動もこれ以上活発化することはないでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子が10,000のラインに達しています。
こちらは、一旦増えるとしばらく続きます。
衛星の運用などでは、注意してください。


太陽の可視光写真は、昨日と同じです。
X線のデータは、Bクラスの小さな変化は起きていますが、
特に強まっているなどの様子は見られません。
1089群、1092群ともに、Cクラス程度のフレアへの注意でよいでしょう。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。