宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:16)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 1 --- ---
7/31 --- ---
7/30 --- ---

黒点  8/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1092 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 528 +1.0
-2 h 521 +0.7
-4 h 544 +1.2
-6 h 522 +0.5
-8 h 554 +1.6
-10 h 522 +0.3
-12 h 533 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -12 -34/ 11
-2 h -12 -21/ 8
-4 h -12 -28/ 6
-6 h -12 -24/ 5
-8 h -13 -17/ 11
-10 h -14 -8/ 18
-12 h -16 -19/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
8/ 1 0.4 6x10^3
7/31 0.3 1x10^4
7/30 0.5 2x10^4
7/29 0.4 1x10^4
7/28 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/27 14:36 太陽風の速度は550km/秒に上がりました。高速風の到来です。C2.2フレアが発生しました。
2010/ 7/28 11:45 高速太陽風が600km/秒台に上昇し、磁気圏のオーロラ活動も強まっています。
2010/ 7/29 11:21 太陽風の速度が700km/秒近くまで上昇しました。オーロラ活動はそれほど強まっていません。
2010/ 7/30 10:32 600km/秒の高速太陽風が続いています。高速風は、後半にさしかかっているようです。
2010/ 7/31 13:32 580km/秒の高速太陽風が安定して続いています。1092黒点群の活動度が少し上がっているようです。
最新のニュース

2010/ 8/ 1 12:16 更新
高速太陽風は低下が始まり、520km/秒となっています。太陽は小さな活動程度です。

担当 篠原

太陽風は、速度が580km/秒から520km/秒へいよいよ低下が始まりました。
27日周期の図を見ると、前周期も下がり始めたのはこの頃からでした(7月4日)。
この調子で行くと、今日から明日にかけて更に下がって、
平均的な太陽風の速度にもどりそうです。

27日周期の図でもう少し先を見ると(7月7日以降)、太陽風の速度は更に大きく、
300km/秒台前半の低速風にまで下がっています。
今回もそうなるのでしょうか。


磁気圏のオーロラ活動は低調です。
AE指数の図の真ん中に200nTほどの小さな変化が見えていますが、
その他はほとんど変化がありません。
太陽風の速度が下がり始めたこともあり、今後も穏やかな状態が続くでしょう。


ぎりぎりで警戒レベルまで高まった放射線帯の高エネルギー電子は、
ゆっくりと減少が続いていて、今日はもう10,000まで達していません。
このままゆっくりと減っていくでしょう。


太陽では、1092黒点群がBクラスの小さなフレアを数回起こしています。
しかし、活動が強まるような勢いは感じられず、
SOHO EIT195の明るさも弱まっている様です。
Cクラスのフレアを起こすかもしれまんせんが、
それ以上に強まることはなさそうです。

STEREO Behindによると、太陽の裏側に活発に活動している領域があります。
地球から見えるようになるまで、4日くらいかかりそうです。
その頃まで活動度が保たれていれば、太陽も少しにぎやかになるかもしれません。


いよいよ8月に入りました。
鹿児島地方は、厳しい暑さが続いています。
鹿児島高専はちょうど期末試験の最中で、
今週を乗り切れば、ちょっと遅れた夏休みの始まりです。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。