宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:24)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、M1.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/10 10:58 M1.6
10:11 C4.1
07:46 C3.6
06:31 C2.8
03:56 C9.2
10/ 9 20:32 C7.6
16:59 C6.4
14:11 C4.4
12:05 C2.1
02:30 C3.0
10/ 8 23:03 C2.4
21:36 C3.4
17:53 C3.6
14:13 C1.3
13:48 C2.5
13:22 C1.2
12:35 C6.6
08:16 C5.3
03:26 C3.3
03:00 M1.7

黒点 10/10 (NOAA)
磁場 フレア
3451 14 βδ C9
3452 8 β C5
3454 5 β ---
3457 1 α ---
3460 18 βγ M2
3461 1 α ---
3462 1 α ---
3463 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 344 -0.2
-2 h 347 +1.8
-4 h 351 -0.4
-6 h 350 +0.7
-8 h 344 +0.2
-10 h 342 +0.9
-12 h 348 -4.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -10 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
10/10 0.3 6x10^2
10/ 9 0.3 1x10^3
10/ 8 0.4 5x10^2
10/ 7 0.3 7x10^2
10/ 6 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/10/ 5 11:43 太陽風磁場の南寄りの変化が続いています。9月の黒点相対数は 133.6 でした。
2023/10/ 6 14:03 太陽風はやや高速です。磁気圏は穏やかです。
2023/10/ 7 12:52 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。
2023/10/ 8 09:21 太陽風はさらに低速になり、磁気圏も穏やかです。
2023/10/ 9 13:51 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も概ね静穏です。
最新のニュース

2023/10/10 12:24 更新
低速の太陽風が続いています。M1.6の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、310km/秒から350km/秒へ上がり、
その後330km/秒へ下がる、小幅の変化をしています。
全体としては、低速の状態が続いています。
磁場強度は、途中で一時的に小さくなっていますが、
その他は5nT前後と平均的な状態です。

磁場の南北成分は、グラフの中盤で南寄りになり、
後半は0nT付近で小さく変化しています。
AE指数のグラフもこれに対応して、
途中で500nTくらいの小規模の変化がしばらく続きますが、
最後は静かになっています。

SDO衛星AIA193では、
縦に伸びるコロナホールが、太陽の西側(右側)に進んでいます。
明日か明後日くらいからこの領域の影響で
太陽風の速度が高まる可能性があります。
磁場の変化も強まって、
オーロラの活動が高まる可能性があります。

このくらい分かりやすいコロナホールの出現は久しぶりだと思います。
太陽風がどの様な変化をするか注目してください。


太陽では、北西の端(右上)に近付いた3451黒点群の活動が
昨夕くらいから高まって、
C6.4、C7.6、C9.2と次第に規模の大きい小規模フレアが発生して、
先程、10日11時(世界時10日2時)には。
M1.6の中規模フレアが発生しました。

C9.2とM1.6の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
3451群の活動は続くでしょうか。



3451黒点群で発生した、C9.2とM1.6のフレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。