宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:49)
今日、C5.4の小規模フレアが発生しました。
また、M4.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/21 07:16 C2.9
04:05 C2.8
02:38 C5.4
01:23 C3.1
2/20 23:41 M4.4
15:43 C7.1
15:00 C5.5
13:41 C3.3
10:20 C2.8
09:00 C3.7
07:19 C3.4
05:55 C4.7
03:53 C5.7
2/19 23:52 C2.6
16:48 C6.9
12:56 C3.5
07:15 C2.8
03:30 C7.6

黒点  2/21 (NOAA)
磁場 フレア
3217 2 α ---
3220 1 α ---
3226 8 β C8
3229 16 βδ C5
3230 3 α C4
3231 8 β C6
3232 1 α ---
3233 1 α ---
3234 5 β M4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 414 -6.0
-2 h 399 +0.4
-4 h 426 +2.2
-6 h 422 +4.5
-8 h 434 +4.5
-10 h 457 -0.8
-12 h 458 -0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -2 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 12 -/ -
-6 h 3 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 6 -/ -
-12 h 9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 9x10^1
2/21 0.4 5x10^2
2/20 0.4 4x10^2
2/19 0.5 3x10^2
2/18 0.5 2x10^2
2/17 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/16 14:03 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が活発になりました。この後も変化が見られそうです。
2023/ 2/17 13:17 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が活発になりました。現在は穏やかです。
2023/ 2/18 10:09 X2.2の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
2023/ 2/19 10:00 CMEによる太陽風の乱れは、明日、20日の夜に到来する可能性があります。
2023/ 2/20 13:11 太陽風は低速の状態です。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
最新のニュース

2023/ 2/21 12:49 更新
太陽風の乱れは小規模でした。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

昨夜、20日19時(世界時20日10時)に、
DSCOVR衛星で、18日のCME(コロナ質量放出)によると思われる、
太陽風の変化が観測されました。

変化は小規模で、速度は370km/秒から410km/秒へ、
磁場強度は、6nTから14nTへ上昇した程度です。
磁場はある程度強まっていますが、
速度は、低速の状態から平均的な速さに上がった程度です。

到来のタイミングと速度の変化は、
19日に紹介したNOAA/SWPCの予報通りでした。

その後、速度は480km/秒くらいまで上がりましたが、
現在は400km/秒に下がっています。
磁場強度は15nTから少しずつ下がって、
現在は8nTと強まりが少し残っています。

磁場の南北成分は、全体的に北寄りの変化が目立っています。
このため、磁気圏の活動は特に強まらず、
AE指数は300〜500nTの小規模の変化が発生した程度です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
中心部の南側(下側)にコロナホールが見えています。
緯度が高めなので影響がどの程度になるかですが、
明後日くらいから太陽風の速度が高まるかもしれません。


太陽は、深夜、21日0時(世界時20日15時)に、
昨日も注目していた北東の端(左上)の3234黒点群で、
M4.4の中規模フレアが発生しました。

また、北西(右上)の3226群でC7.1、
北東(左上)の3229群でC5.4などの
小規模フレアが発生しています。

そして、今朝、21日7時(世界時20日22時)頃に、
北東の端の向こう側でCME(コロナ質量放出)が発生しています。
STEREO Ahead衛星の画像を見ると、
プロミネンス噴出が発生したのかもしれません。



北東の端の3234黒点群で発生したM4.4の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北東の端の向こう側で発生したCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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