宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:11)
今日、C5.7の小規模フレアが発生しました。
また、X2.2の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/20 10:20 C2.8
09:00 C3.7
07:19 C3.4
05:55 C4.7
03:53 C5.7
2/19 23:52 C2.6
16:48 C6.9
12:56 C3.5
07:15 C2.8
03:30 C7.6
2/18 20:52 C7.7
17:19 C4.9
02:32 X2.2

黒点  2/20 (NOAA)
磁場 フレア
3217 1 α ---
3220 1 α ---
3225 4 β ---
3226 14 β C8
3229 16 βδ X2
3230 3 α C4
3231 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 397 +0.3
-2 h 443 +1.8
-4 h 336 +3.1
-6 h 329 +1.2
-8 h 362 -1.6
-10 h 380 -1.5
-12 h 394 +2.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 3 -/ -
-2 h 6 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^2
2/20 0.4 4x10^2
2/19 0.5 3x10^2
2/18 0.5 2x10^2
2/17 0.6 2x10^2
2/16 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/15 12:59 太陽風は低速ですが、磁気圏は少し活動的です。
2023/ 2/16 14:03 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が活発になりました。この後も変化が見られそうです。
2023/ 2/17 13:17 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が活発になりました。現在は穏やかです。
2023/ 2/18 10:09 X2.2の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
2023/ 2/19 10:00 CMEによる太陽風の乱れは、明日、20日の夜に到来する可能性があります。
最新のニュース

2023/ 2/20 13:11 更新
太陽風は低速の状態です。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。

担当 篠原

DSCOVR衛星のデータでは、
太陽風の速度は、
400km/秒から350km/秒へ下がりますが、
途中から上下に変化する様になっています。
これは、観測値が不安定になっている様で、
ACE衛星を参照すると、
現在は、350km/秒前後の低速の状態で推移している様です。

磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。
南北成分は、南を向いたり、北を向いたり変化していて、
南向きの頃に、
AE指数は300〜500nTの小規模の変化が発生しています。

この後、18日未明に発生したX2.2フレアに伴って発生した
CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが
到来すると考えられます。
明日の午前中にかけて、太陽風の変化に注目してください。

太陽風の磁場が南向きに強まると、
磁気圏の活動はより活発になります。
速度の変化だけでなく、
磁場(特に南向き成分)の変化にも注目してください。


太陽は、北西(右上)の3226黒点群でC6.8、
北東(左上)の3229群でC4.7、
南東(左下)の3230群でC3.7など、
あちこちで小規模フレアが発生しています。

さらに、北東の端でもC5.7などのフレアが発生していて、
新しい領域が近づいている様です。

また、南東(右下)の端で、
昨夜、19日23時(世界時19日14時)頃から
プロミネンス噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

これにより、太陽の右下に向かってCMEが発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
地球に対して横向きの噴出なので、影響はありません。



太陽の南西の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下に飛び出すCMEの様子。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。