宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/11/ 9 14:30 更新 太陽風は低速になり、磁場の強まりも終わっています。 担当 篠原 DSCOVR衛星の太陽風速度のグラフが乱れているので、 ACE衛星のグラフも掲載します。 これによると、太陽風の速度は昨夜には370km/秒へ下がり、 現在は340km/秒に下がっています。 低速の風になっています。 10nTに強まっていた磁場強度はゆっくりと下がり、 現在は5nTと平均的な値に戻っています。 磁場の南北成分も南向きの強まりは次第に小さくなっていますが、 現在も-3nT程度の南向きの状態です。 磁気圏の活動的な状態は続いていますが、 規模は次第に小さくなっています。 AE指数は、グラフの中盤は1000nTに達する 大きい変化が発生していますが、 後半では300nT程度の小規模の変化になっています。 磁場の強まりが終わり、速度も低速になっているので、 磁気圏の状態も穏やかになりそうです。 SDO衛星AIA193では、太陽全体がぼんやりと光っていて、 コロナホールは特に見られません。 この後、太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、3141黒点群でC1.2の小さい小規模フレアが発生した程度で、 穏やかな状態です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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