宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/11/ 8 13:03 更新 太陽風磁場の強まりが到来し、磁場が南向きに変化して磁気圏の活動が強まりました。 担当 篠原 7nTに少し強まっていた太陽風の磁場強度は、 昨日の夕方には14nTへ強まりました。 速度は380〜400km/秒と平均的な状態です。 5日のニュースでお知らせしたCME(コロナ質量放出)の影響が やって来たのかもしれません。 DSCOVR衛星のデータが一部欠けているので、 ACE衛星のグラフも掲載します。 磁場の南北成分は、 磁場が強まってしばらくして -10nTと南向きに強まり、 この状態が8時間ほど続いています。 このため磁気圏の活動が活発になり、 AE指数は1000〜1500nTの大規模な変化が続きました。 今日未明には磁場は北寄りに切り替わり、 磁気圏は穏やかになっています。 現在も磁場強度は10nTと強まった状態です。 南北成分はグラフの最後で南向きに変わっていて、 この状態が続くと、磁気圏の活動もある程度強まりそうです。 SDO衛星AIA193では、目立つ規模のコロナホールはなく、 太陽風は穏やかに推移しそうです。 太陽は、昨日のM5.2以降は、 同じ3141黒点群でC1.4、C3.1の小規模フレアが発生した程度で、 落ち着いた状態です。 SOHO衛星LASCO C2によると、 昨日のM5.フレアに伴うCMEは小規模で、 左に向かう噴出が淡く見える程度でした。 この動画では、 太陽の向こう側を進む水星が太陽の右側に見えています。 また、右下から小型の彗星が太陽に向かっています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 磁気圏活動の強まりの影響で、大きく減少しています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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