宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:13)
今日、C4.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/10 02:15 C4.7
7/ 9 19:30 C7.0
16:30 C6.0
7/ 8 --- ---

黒点  7/10 (NOAA)
磁場 フレア
2839 1 α ---
2841 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 328 -0.1
-2 h 325 -5.8
-4 h 342 -4.9
-6 h 339 +4.1
-8 h 315 +3.9
-10 h 315 +4.4
-12 h 323 +3.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -3 -/ -
-2 h 16 -/ -
-4 h 19 -/ -
-6 h 12 -/ -
-8 h 12 -/ -
-10 h 22 -/ -
-12 h 14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 3x10^1
7/10 1.0 2x10^2
7/ 9 0.7 2x10^2
7/ 8 0.7 1x10^2
7/ 7 0.7 2x10^2
7/ 6 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 7/ 5 12:07 太陽は穏やかになっています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/ 7/ 6 13:56 太陽風は低速ですが、磁場の強まりが到来しています。
2021/ 7/ 7 12:27 太陽風は平均的な速さに近付いています。6月の黒点相対数は 25.4 でした。
2021/ 7/ 8 11:21 太陽風は低速に戻っています。太陽は穏やかです。
2021/ 7/ 9 13:03 低速の太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2021/ 7/10 13:13 更新
太陽の北西の端の向こう側でCクラスフレアが3回発生しました。

担当 篠原

昨日の午後から、
太陽の北西端の向こう側に進んだ2840黒点群の活動が高まり、
9日16時半(世界時9日7時半)にC6.0、
9日19時半(世界時9日10時半)にC7.0、
そして、10日2時半(世界時9日17時半)にC4.7と、
小規模フレアが3回発生しました。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
拡大写真のフレアの光り方を見ると、
太陽の向こう側で発生していることが分かります。
このため、フレアの本当の規模は
これよりも大きかった可能性があります。

3つのフレアではCME(コロナ質量放出)も発生していて、
SOHO衛星LASC C2、C3の動画を見ると、
太陽の右に向かって次々とコロナのガスが飛び出しています。
最後のC4.7のフレアのCMEが最も規模が大きく見えるので、
フレアの規模もこれが最も大きかったのかもしれません。

太陽のこちら側では、2839黒点群はほとんど見えなくなり、
南東(左下)の2841群だけになっています。

SDO衛星AIA193を見ると、
北東の端(左上)から明るい領域が近づいていますが、
可視光写真は、今のところ白斑が見えるだけです。


太陽風の速度は、310〜350km/秒の間を上下していて、
低速の状態が続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な値になっていましたが、
グラフの後半で10nTに強まっています。
一時的な変化でしょうか。

磁場の南北成分は、
グラフの最後で-5nTを超える南向きが発生しています。
しかし、速度が下がっているので磁気圏への影響は限定的で、
AE指数は400nTの小規模の変化が起きている程度です。

太陽風のグラフでは、磁場は北向きに切り替わりそうで、
その場合、磁気圏は静かになるでしょう。

SDO衛星AIA193は、
南半球にコロナホールが大きく広がっています。
明後日くらいから、
この領域の影響で太陽風が強まりそうです。



太陽の北西の端の向こう側で発生した3つのCクラスフレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3つのCクラスフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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