宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:21)
昨日、C1.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 8 --- ---
7/ 7 04:10 C1.2
7/ 6 03:37 C1.7

黒点  7/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2839 1 α ---
2840 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 327 +1.1
-2 h 337 -3.7
-4 h 339 +0.9
-6 h 334 -2.5
-8 h 327 -2.3
-10 h 324 -2.2
-12 h 325 -1.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 2 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h 2 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
7/ 8 0.7 1x10^2
7/ 7 0.7 2x10^2
7/ 6 0.7 3x10^2
7/ 5 0.7 2x10^2
7/ 4 0.9 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 7/ 3 13:26 C5.7の小規模フレアが発生しました。太陽風の速度は再び高まっています。
2021/ 7/ 4 11:29 X1.5の大規模フレアが発生しました。
2021/ 7/ 5 12:07 太陽は穏やかになっています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/ 7/ 6 13:56 太陽風は低速ですが、磁場の強まりが到来しています。
2021/ 7/ 7 12:27 太陽風は平均的な速さに近付いています。6月の黒点相対数は 25.4 でした。
最新のニュース

2021/ 7/ 8 11:21 更新
太陽風は低速に戻っています。太陽は穏やかです。

担当 篠原

400km/秒近くに上がっていた太陽風の速度は、
昨日の午後になると再び低下して、
320〜340km/秒の低速の風に戻っています。
磁場強度は、3〜8nTの間を上下しています。
グラフの最後は5nTと平均的な状態で、
この後は安定するでしょうか。

AE指数は、太陽風磁場が南に向いた頃に、
500nTと300nTの変化が発生しています。
全体としては、比較的穏やかと言えそうです。

SDO衛星AIA193では、
南東(左下)にコロナホールの広がりが見えています。
先頭(右端)は、明日には太陽の中心線に達するかもしれません。
すると、4〜5日後くらいからこの領域の影響で、
太陽風の速度が高まるかもしれません。

27日周期の図を見ると、
前周期は、6月15日から速度の高まりが始まっています。
ただし、この3日前の6月12〜13日にも
1日半ほどの速度の高まりが到来していて、
今回もこの変化はやって来るでしょうか。

明日以降の太陽風の推移に注目してください。


太陽は、2840黒点群が西の端に沈みかけています。
この他は、中心部北側の2839黒点群が微かに見えている程度です。

X線グラフはBクラスの小さい変化だけで、
太陽は穏やかです。

STEREO Ahead衛星によると、
北東の端(左上)の向こう側から
活動的な領域が近づいている様です。
現れるのは2日先くらいになりそうですが、注目してください。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。