宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:25)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 3 --- ---
6/ 2 --- ---
6/ 1 13:07 C1.7

黒点  6/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2827 8 β C2
2829 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 304 -1.3
-2 h 313 +1.8
-4 h 294 +0.9
-6 h 291 +0.3
-8 h 296 -1.2
-10 h 303 -1.6
-12 h 318 -2.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 35 -/ -
-2 h 14 -/ -
-4 h 15 -/ -
-6 h 19 -/ -
-8 h 14 -/ -
-10 h 17 -/ -
-12 h 17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
6/ 3 0.7 2x10^2
6/ 2 0.7 2x10^2
6/ 1 0.7 2x10^2
5/31 0.8 2x10^2
5/30 1.6 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/29 13:26 C9.4の小規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。
2021/ 5/30 09:39 CMEの乱れは地球にも向かっている様です。太陽風は平均的な状態です。
2021/ 5/31 12:11 新しい黒点が現れています。太陽風は平均的な速度で、磁気圏も概ね静穏です。
2021/ 6/ 1 12:38 太陽風は低速になり、磁気圏も概ね静穏です。
2021/ 6/ 2 13:01 太陽風は更に低速になっています。磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2021/ 6/ 3 11:25 更新
太陽風の小さい乱れが到来しました。太陽風は低速のままで磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

昨夜、2日21時20分(世界時2日12時20分)に、
太陽風の小規模の急な強まりがDSCOVR衛星で観測されました。
速度は290km/秒から330km/秒へ、磁場強度は3nTから7nTへ、
それぞれ小幅の高まりが起きています。
29日朝に発生したCMEによる乱れが、
4日半ほどかけて地球に到来したのではないかと思います。

気象庁地磁気観測所(茨城県)の観測によると、
2日22時30分(世界時2日13時30分)頃に
地上でも小さい磁場の強まりが発生しています。
5月27日のニュースでも
太陽風の強まりによる磁場変化を紹介しましたが、
この時の図と比べると、今回の変化が小さいことが分かります。
磁気圏でも同様に磁場の強まりが観測されていて、
静止軌道の朝側にいたGOES衛星の図を掲載します。

現在の太陽風は、速度は300km/秒と低速の状態です。
磁場強度は、一旦、2nTくらいに下がりましたが、
グラフの最後で8nTくらいにやや強まっています。

磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は一時的に500nTの変化が発生している程度です。


太陽は、南東に現れた黒点に2829群と番号が付けられています。
Bクラスの小さい活動を起こしていますが、
今後はどうなるでしょうか。




気象庁地磁気観測所による地上磁場の変化。太陽風の乱れによる急な強まりが観測されている。
(c) 気象庁地磁気観測所


GOES衛星による静止軌道の磁場変化。地上と同様に急な強まりが観測されている。
(c) NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。