宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:26)
今日、C9.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/29 12:09 C1.0
07:09 C9.4
5/28 18:52 C3.0
08:00 C7.6
5/27 12:07 C1.4
06:12 C3.8
05:30 C3.1
03:22 C1.6

黒点  5/29 (NOAA)
磁場 フレア
2824 4 β C9
2826 4 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 396 +3.9
-2 h 390 +2.5
-4 h 387 +1.3
-6 h 417 +1.9
-8 h 435 +2.3
-10 h 444 +1.6
-12 h 423 +1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 5 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 24 3x10^1
5/29 16 1x10^2
5/28 1 2x10^2
5/27 1 1x10^3
5/26 1 2x10^3
5/25 1 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/24 13:07 M1.1の中規模フレアが発生しています。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2021/ 5/25 12:43 2824黒点群の活動は落ち着いています。太陽風は低速ですが、CMEによる乱れが近づいています。
2021/ 5/26 12:41 太陽風は低速の状態が続いています。乱れはまだ到来していません。
2021/ 5/27 12:58 太陽風の乱れが到来しました。太陽風は平均的な速さです。Cフレアの発生が続いています。
2021/ 5/28 13:22 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2021/ 5/29 13:26 更新
C9.4の小規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。

担当 篠原

今朝、29日7時半(世界時28日22時半)に、
太陽の北西の2824黒点群で、
C9.4の小規模フレアが発生しました。
もう少しでMクラスになるくらいの大きめのCクラスです。

SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。
茶色のAIA193では、
フレアの衝撃がコロナ全体に広がる様子も見えています。

2824黒点群では、昨日もC7.6の小規模フレアが発生しています。
X線グラフを見ると、ちょうど1日前です。
もう1日前にもC3.8がありますが、
これは、西の端に沈みかけている2826黒点群で起きています。

C9.4フレアに伴って、CME(コロナ質量放出)も発生しています。
SOHO衛星の画像は更新がまだなので、
太陽を左斜め50度くらいから観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2カメラの動画を掲載します。
太陽の右に向かってコロナのガスが勢い良く飛び出しています。

最初のSDO衛星の画像を見ると、フレアが発生した2824群は、
太陽の北西の端にかなり近いところにあります。
地球から見ると、
CMEは横向きに近い斜め右上に噴出していると思われるので、
太陽風の乱れは、到来しても小さい規模に留まりそうです。

SDO衛星では、太陽の中央部北寄りの2825黒点群があった領域に
とても小さい黒点が見えている様です。


太陽風は、430km/秒から400km/秒へ少し下がる変化をしていますが、
平均的な速度が続いています。
磁場強度は、6nTからグラフの最後で9nTに少し強まっています。

磁場の南北成分は、北寄りの状態が続いています。
磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化のない状態です。

SDO衛星AIA193では、太陽の中心部にコロナホールは見られず、
CMEによる乱れを除くと、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。




2824黒点群で発生したC9.4の小規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


C9.4フレアに伴って発生したCME。STEREO Ahead衛星COR2。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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