宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:11)
一昨日、C9.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/31 --- ---
5/30 --- ---
5/29 14:43 C1.7
12:09 C1.0
07:09 C9.4

黒点  5/31 (NOAA)
磁場 フレア
2827 5 β ---
2828 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 396 -0.4
-2 h 412 -0.3
-4 h 409 -0.9
-6 h 394 -2.0
-8 h 443 -1.3
-10 h 464 -0.2
-12 h 462 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 17 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h 11 -/ -
-8 h 9 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 4x10^1
5/31 0.8 2x10^2
5/30 1.6 4x10^2
5/29 15.6 1x10^2
5/28 0.7 2x10^2
5/27 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/26 12:41 太陽風は低速の状態が続いています。乱れはまだ到来していません。
2021/ 5/27 12:58 太陽風の乱れが到来しました。太陽風は平均的な速さです。Cフレアの発生が続いています。
2021/ 5/28 13:22 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2021/ 5/29 13:26 C9.4の小規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。
2021/ 5/30 09:39 CMEの乱れは地球にも向かっている様です。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2021/ 5/31 12:11 更新
新しい黒点が現れています。太陽風は平均的な速度で、磁気圏も概ね静穏です。

担当 篠原

太陽の東側(左側)の北半球側に現れた黒点には、
2827黒点群と番号が付けられてました。
その後、太陽の南東(左下)にも黒点が発生して、
こちらは2828群となっています。

一方、2824群は、北西の端に沈んでしまい、
見えなくなっています。

X線グラフでは、
Bクラスの小さいフレアがいくつも発生していますが、
これらは、2824群と2827群で発生しています。
2827群は、この後どのような活動になるでしょうか。


太陽風は、昨日の午後に480km/秒まで速度が上がりましたが、
その後はゆっくりと低下して、
現在は400km/秒と平均的な状態です。
磁場強度は、4nT前後で推移していますが、
グラフの最後で、2nTと弱くなっています。

磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りで、
後半から南寄りに傾向が変わっています。

AE指数にもその変化は現れていて、
規模は小さいですが、
グラフの後半には200nT程度の変化が発生しています。
全体としては、磁気圏は穏やかです。

明日か明後日くらいに、
CMEによる太陽風の乱れが到来するかもしれません。
乱れの規模は小さいと思いますが、
磁場が強まると磁気圏の活動を高める可能性があります。
どの様な推移になるか注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。