宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/11/17 11:56 更新 M5.7の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がり始めています。 担当 篠原 2209黒点群の活動が続いています。 昨日の夕方くらいから、 C3.9、C2.0、C2.4、C1.5、C3.9と 小規模フレアが続く様になり、 深夜、17日2時半(世界時16日17時半)に、 M5.7と更に大きい規模の中規模フレアを起こしました。 可視光写真では、黒点の規模は保たれています。 磁場構造の複雑さも続いていて、 引き続き、フレアの発生に注意して下さい。 太陽風は、昨日いっぱい600km/秒台の高速風が続きましたが、 その後、速度の低下が始まって、今朝には450km/秒と、 やや高速の状態にまで下がっています。 27日周期の図では、前周期10月21日の高速風が ちょうど1日早まった様な変化になっています。 太陽風の磁場強度は、 5nTと平均的な値に下がって安定しています。 SDO衛星AIA193のコロナホールの位置からは、 もうしばらく高速風が続きそうだったのですが、 速度の高まりはここまでになるのでしょうか。 磁気圏の活動は活発な状態が続いていました。 AE指数は、500nTから1000nTに達する変動が 頻繁に発生しています。 しかし、太陽風の磁場強度が下がった頃から、 南向きの変化が小さくなり、 AE指数の変化は、後半から弱くなっています。 活動の傾向が変わるのかもしれません。 太陽風の高まりを受けて、 放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 GOES15(青線)は10,000のレベルにほぼ達しています。 現在は太陽風が弱まりかけているので、 更に大きく上昇することはなさそうです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2209黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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