宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 6/20 12:50 更新 太陽でフィラメント噴出が発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。 担当 篠原 20日0時(世界時19日15時)頃から、 太陽の中心部の少し東寄り(左寄り)で、 フィラメントの噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 黒い細い筋の様に見えていたダークフィラメントが、 弾けるように噴き上がり、飛び散って行きます。 暗いガスのかたまりが渦を巻くように噴き出していて印象的です。 この噴出により、CMEが発生していると思われます。 地球の方向にも向かっているとすると、 4日後の24日頃に太陽風の乱れがある程度到来するかもしれません。 また、このフィラメント噴出に続くように、 すぐ下の2093黒点群でC4.0の小規模フレアが起きています。 目立ったフレアの活動はこの1つくらいで、 太陽はだいぶ静かになっています。 昨日のニュース以降、太陽風の速度は下がって、 現在は410km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度も同様に下がり、 現在は3nTとやや弱い値になっています。 磁場強度が下がるとともに、南北成分の振れ幅も小さくなり、 現在は0nT付近で小さく変化する程度です。 磁気圏の活動も次第に小規模になって、 300nT前後の変化が発生するくらいになっています。 今後、太陽風が低速風に変わると、 磁気圏も一段と静かになるでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真には、 特にコロナホールはなく、 基本的には穏やかな太陽風が続きそうです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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