宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:03)
今日、C4.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/29 11:22 C2.9
08:26 C3.1
05:10 C4.4
03:00 C3.6
01:43 C1.8
00:36 C3.7
4/28 23:52 C1.9
15:05 C2.1
4/27 21:06 C3.1
15:13 C3.1
12:52 C2.5
11:45 C5.2
07:10 C5.7
05:59 C2.8
03:23 C2.3
00:33 C4.4

黒点  4/29 (NOAA)
磁場 フレア
1728 1 α ---
1730 18 β ---
1731 25 βγ C4
1732 1 α C2
1733 2 β C4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 422 -0.7
-2 h 423 -0.6
-4 h 426 -2.3
-6 h 438 -0.5
-8 h 440 -2.1
-10 h 450 +1.6
-12 h 428 +0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -26 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -28 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
4/29 0.4 5x10^3
4/28 0.3 8x10^3
4/27 0.3 5x10^3
4/26 0.9 1x10^3
4/25 1.5 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 4/24 11:51 太陽風の磁場強度が高まり、南向きに大きく振れています。1726黒点群でC8.2のフレアが発生しました。
2013/ 4/25 12:42 太陽風磁場が20nTに強まりました。速度も400km/秒台と平均レベルに戻っています。
2013/ 4/26 12:32 1726黒点群でC5のフレアが3回発生しました。太陽風は500km/秒台の高速風になっています。
2013/ 4/27 11:01 太陽の中央で巨大なフィラメント噴出が発生しています。高速の太陽風が続いています。
2013/ 4/28 11:01 昨日のフィラメント噴出によりCMEが発生しています。高速の太陽風は終わりました。
最新のニュース

2013/ 4/29 12:03 更新
1731黒点群でCフレアが頻発しています。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

昨夜から太陽の北東の1731黒点群の活動度が上がって、
C1〜4程度の小規模フレアが7回ほど発生しています。

GOES衛星のX線写真の動画を見ると、
小さな輝きが頻繁に発生しています。
黒点の形も変化が続いていて、
この後もCクラスやMクラスのフレアが発生しそうです。

また、南西の1733黒点群ではC4.4と
昨日から今日にかけてでは最も大きなフレアが発生しています。
南東の1732黒点群の向こうからも新しい黒点が顔を出していて、
太陽はなかなかにぎやかです。


太陽風は、速度の低下が止まって、
400〜440km/秒と平均的な状態で安定しています。
磁場強度は、3〜4nTとやや弱めです。

磁場の南北成分は、この磁場強度のなかで大きく南に振れている様で
-4〜-2nT程度の南向きが続いています。
この影響で、AE指数は500nTと中規模の変動が数回発生しています。
極域ではオーロラの活動が見られたのではないでしょうか。

27日周期の図によると、
前周期の太陽風はこの後(4月2日以降)300km/秒台の低速風になっています。
明日以降は、これと同様に低速風に変わっていくのではないでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、増加が止まって、
やや高めのレベルに留まっています。
今後は次第に減少していくでしょう。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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