宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:01)
昨日、C5.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/28 --- ---
4/27 21:06 C3.1
15:13 C3.1
12:52 C2.5
11:45 C5.2
07:10 C5.7
05:59 C2.8
03:23 C2.3
00:33 C4.4
4/26 21:41 C3.5
17:41 C3.4
15:16 C7.0
13:18 C2.5
06:55 C5.7
04:33 C5.8
02:07 C5.6

黒点  4/28 (NOAA)
磁場 フレア
1727 1 α ---
1728 3 α ---
1730 15 β ---
1731 17 βγ C1
1732 1 α C2
1733 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 419 +0.3
-2 h 427 -1.2
-4 h 444 -1.4
-6 h 444 -0.4
-8 h 446 -0.8
-10 h 488 -0.4
-12 h 516 -0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -36 -/ -
-2 h -41 -/ -
-4 h -41 -/ -
-6 h -42 -/ -
-8 h -43 -/ -
-10 h -35 -/ -
-12 h -43 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^3
4/28 0.3 8x10^3
4/27 0.3 5x10^3
4/26 0.9 1x10^3
4/25 1.5 5x10^1
4/24 0.5 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 4/23 12:32 1726黒点群でM1.0のフレアが発生しました。太陽風はとても遅い風が続いています。
2013/ 4/24 11:51 太陽風の磁場強度が高まり、南向きに大きく振れています。1726黒点群でC8.2のフレアが発生しました。
2013/ 4/25 12:42 太陽風磁場が20nTに強まりました。速度も400km/秒台と平均レベルに戻っています。
2013/ 4/26 12:32 1726黒点群でC5のフレアが3回発生しました。太陽風は500km/秒台の高速風になっています。
2013/ 4/27 11:01 太陽の中央で巨大なフィラメント噴出が発生しています。高速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2013/ 4/28 11:01 更新
昨日のフィラメント噴出によりCMEが発生しています。高速の太陽風は終わりました。

担当 篠原

昨日のニュースで紹介した太陽のフィラメント噴出によるCMEの様子を、
SOHO衛星LASCO C3カメラと、
STEREO Behind衛星COR2カメラの動画で紹介します。

SOHOの動画では、太陽の下に向かって白いガスが広がって行きます。
同時に右にも噴き出しているCMEがありますが、
これは太陽の裏側で発生した現象の様です。
STEREO Behind衛星で太陽の斜め向こうから観測すると、
地球側で発生したCMEが右下に、反対側で発生したCMEが左側に
それぞれ違う方向に飛び出しています。

CMEはかなり南向きに偏って噴き出していて、
地球方向への噴き出しは弱いようです。
どの程度の影響がやって来るのか、
30日から5月1日くらいの太陽風の変化に注目してください。

太陽では、活発に活動していた1726黒点群が、
西の端に没して見えなくなってしまいました。
それとともに、X線グラフの変動も小さくなっています。

残った黒点群では、北東の1731黒点群と南東端の1732黒点群で、
それぞれC1の小さなフレアが発生しています。
今後はこの辺りの活動に注目してください。


太陽風は、ゆっくりと速度が下がり、
既に420km/秒と高速状態は終わっています。
磁場強度も3nT前後と弱めの状態です。

太陽風の強まりは2日程度で終わりました。
27日周期の図で前周期と比較すると、前半の速度の山はなくなり、
後半の高まりも期間が短くなっています。
コロナホールは大きくなっていたのですが、
地球への影響は弱まっています。

磁気圏では、AE指数で300nT程度の小規模の活動が度々発生しています。
太陽風が弱まってきたため、今後はより静かになりそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりも増加していますが、
10,000のレベルには達していません。
増加はこのくらいで落ち着きそうです。



SOHO衛星 LASCO C3による、昨日のフィラメント噴出によるCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


STEREO Ahead衛星による、SOHOと同じCMEの噴出の様子。裏側にも同時にCMEが飛び出している。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。