宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:30)
今日、M5.5の中規模フレアが発生しました。
また、M2.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/18 12:01 M1.9
09:41 M5.5
02:07 M1.0
01:04 C1.5
00:21 C1.3
8/17 22:11 M2.4
17:29 C4.7
14:05 C1.8
8/16 21:41 C3.6

黒点  8/18 (NOAA)
磁場 フレア
1543 5 β C4
1546 1 α ---
1547 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 403 -3.4
-2 h 370 -2.4
-4 h 371 -2.2
-6 h 378 -2.7
-8 h 384 -2.7
-10 h 391 -1.4
-12 h 390 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -27 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -34 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
8/18 0.2 3x10^3
8/17 0.4 8x10^2
8/16 0.4 3x10^2
8/15 0.3 3x10^2
8/14 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 8/13 12:28 太陽は穏やかです。太陽風は磁場強度が少し上がっています。
2012/ 8/14 12:25 太陽風の速度がやや高速になっています。太陽ではCMEの噴出が発生しています。
2012/ 8/15 09:25 Cクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速ですが、次第に弱まりそうです。
2012/ 8/16 10:16 太陽風はやや高速です。明日以降、太陽風に変化が到来する可能性があります。
2012/ 8/17 12:32 CMEの影響が到来して太陽風磁場が南向きになり、磁気圏活動が強まっています。
最新のニュース

2012/ 8/18 13:30 更新
太陽の東端から新しい黒点が姿を現し、Mフレアを4回起こしています(最大M5.5)。

担当 篠原

太陽の東端(左端)から新しい黒点群が姿を現し、
活発なフレア活動を起こしています。

昨日のニュースの直後、17日14時(世界時17日5時)のC1.8を始まりとして、
C4.7、M2.4、C1.3、C1.5、M1.0、C1.3と、
CクラスからMクラスのフレアを次々に起こし、
今朝、18日9時半(世界時18日0時半)には、
M5.5とだいぶ大きなMクラスフレアを起こしました。
その後も、18日12時(世界時18日3時)にM1.8を起こし、活発な活動は続いています。

GOES衛星のX線グラフを見ると、
17日以降、激しい尖った変動が次々に観測されています。
SDO衛星AIA131による動画で連続するフレアの様子をご覧ください。
太陽の端、ぎりぎりで発生しており、
本当のフレアの規模はもう一段大きかった可能性があります。

最新のSDO衛星の可視光写真には、この活動的な領域が見えています。
拡大写真を掲載します。

M5.5のフレアでは、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星の写真は更新されていなかったので、
STEREO Ahead衛星のCOR2を掲載します。
この衛星からは、太陽の向こう側にCMEが噴き出しています。
この写真では地球は左方向にあります。
地球からは真横に向かって噴き出しているので、
影響は小さいと思われます。
明日には、SOHO衛星の写真を見ることができるでしょう。

この新しい黒点群の今後の活動に注目してください。


太陽風は、磁場の南向きが昨日からずっと続いています。
ただし、振幅は小さくなって、
磁場強度は3nT、南向き成分は-2nT前後でした。
太陽風の速度もゆっくりと下がって、350km/秒と低速風になっていました。

そして、18日12時(世界時18日3時)に小さな変化が到来して、
磁場強度は6nT、速度は400km/秒にそれぞれ少し高まっています。

変化としては小さく、今後どうなるか、もうしばらく様子を見てください。

磁気圏も現在は静穏です。



SDO衛星のAIA131カメラによる、太陽の東端で次々に発生するフレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星の可視光写真による、東端に現われた黒点。
(c) SDO (NASA)


STEREO Ahead衛星によるCMEの様子。地球は左方向にある。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。