宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:25)
今日、C3.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/14 09:21 C3.5
8/13 21:33 C2.8
18:18 C1.4
8/12 01:26 C2.0

黒点  8/14 (NOAA)
磁場 フレア
1540 1 α C1
1542 4 βγ C2
1543 12 βγ C4
1544 2 β ---
1545 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 475 -0.6
-2 h 473 +3.0
-4 h 467 +0.2
-6 h 499 +2.3
-8 h 468 +0.3
-10 h 454 +1.4
-12 h 488 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -25 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^1
8/14 0.3 1x10^2
8/13 0.3 3x10^2
8/12 0.4 3x10^2
8/11 0.4 2x10^2
8/10 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 8/ 9 09:15 太陽ではCクラスフレアの発生が続いています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2012/ 8/10 12:41 C8.4など、Cクラスのフレアが続いています。太陽風はだいぶ遅くなっています。
2012/ 8/11 14:45 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2012/ 8/12 11:50 M1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速風で安定しています。
2012/ 8/13 12:28 太陽は穏やかです。太陽風は磁場強度が少し上がっています。
最新のニュース

2012/ 8/14 12:25 更新
太陽風の速度がやや高速になっています。太陽ではCMEの噴出が発生しています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の速度はゆっくりと上昇し、
現在、480km/秒とやや高速の状態になっています。
一方、磁場強度は10nTから5nTヘゆっくりと下がっています。

地球は、弱い高速風領域に入っている様です。
磁場強度は5nTとまだ弱まってはいないため、
太陽風の速度はもう少し上昇するかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、0nTからプラス側(北向き)に振れています。
地球への影響は小さくなる振れ方ですが、
AE指数を見ると、500nTを超える大きさの変化が発生しています。
ただし、グラフ全体を見ると、一定の太さがずっと続いていて、
どこかにデータのエラーが含まれている様です。
指数全体の変化は少し小さめに見たほうが良さそうです。


太陽は、中央北寄りの1543黒点群で、
C1.0、C2.8、C3.5と小規模フレアの発生が続きました。
また、西の端(右端)でC1.4のフレアが発生しています。

このうち、西のC1.4と、1543群のC2.8に関係して、
太陽コロナの噴き上がりがSDO衛星AIA304によって撮影されています。
今日の1枚目の動画をご覧下さい。

西に向かっては明るいガスが(背景が暗いので)、
太陽の中央から北寄りに向かって暗いガスが(背景が明るいので)
噴き出すように写っています。
見え方は全然違いますが、どちらも素晴らしい光景です。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(太陽ガスの放出現象)の広がる様子が観測されています。
2つめのCMEは、北向きに広く広がっているため、
淡くかなり見にくいです。

この様子では、地球方向にも向かっている可能性があります。
その場合、4日後の17日か18日くらいに太陽風の弱い乱れが到来しそうです。



SDO衛星AIA304による、太陽の西端と中央部の噴き上がりの様子。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SOHO衛星LASCO C2、C3による、西向と北側に広がるCMEの噴出。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。