宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
昨日、C3.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/17 --- ---
8/16 21:41 C3.6
8/15 07:21 C1.6

黒点  8/17 (NOAA)
磁場 フレア
1542 1 α C2
1543 2 α C4
1546 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 444 -2.0
-2 h 460 -3.2
-4 h 464 -3.8
-6 h 462 -3.8
-8 h 464 -3.1
-10 h 471 -5.0
-12 h 475 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -48 -/ -
-2 h -47 -/ -
-4 h -45 -/ -
-6 h -40 -/ -
-8 h -47 -/ -
-10 h -44 -/ -
-12 h -44 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
8/17 0.4 3x10^2
8/16 0.4 3x10^2
8/15 0.3 3x10^2
8/14 0.3 1x10^2
8/13 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 8/12 11:50 M1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速風で安定しています。
2012/ 8/13 12:28 太陽は穏やかです。太陽風は磁場強度が少し上がっています。
2012/ 8/14 12:25 太陽風の速度がやや高速になっています。太陽ではCMEの噴出が発生しています。
2012/ 8/15 09:25 Cクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速ですが、次第に弱まりそうです。
2012/ 8/16 10:16 太陽風はやや高速です。明日以降、太陽風に変化が到来する可能性があります。
最新のニュース

2012/ 8/17 12:32 更新
CMEの影響が到来して太陽風磁場が南向きになり、磁気圏活動が強まっています。

担当 篠原

太陽では、西にだいぶ傾いた1543黒点群で、
昨夜、16日22時(世界時16日13時)にC3.6の小規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA193の動画をご覧ください。
右上の広い範囲でコロナの動きが見えています。

GOES衛星のX線グラフが長時間変化するタイプのフレアで、
SOHO衛星LASCO C2、C3カメラでは、
太陽の北半球側に広く広がるCME(太陽ガスの放出現象)が見えています。

1543群では、3日前、昨日と、3回連続で同じような現象を紹介しています。
昨日に比べると、フレアの規模は大きく、
CMEの噴き出す様子もはっきりと捉えられています。

フレアは西に傾いた地点で発生していますが、
CMEは幅広く広がっていることから、
地球へも影響がやって来る可能性があります。
20日くらいになるでしょうか。


太陽風は、昨夜、16日21時(世界時16日12時)過ぎに、
磁場の南北成分が急に南向きに強まり、
-6nTほどに振れました。
以降、南向きに偏った状態が半日にわたって続いています
(途中、途切れた時間帯もありますが)。
14日のニュースでお知らせしたCMEの影響がやって来たのでしょう。
太陽風の速度は500km/秒と高速の状態が続いていて、
3日間で地球に到来するのはちょうどよいタイミングです。

この影響で、AE指数は800〜1000nTに達する活発な活動が
半日にわたって観測されています。
極域ではきれいなオーロラが見えているのではないかと思いますが、
昭和基地のカメラは最新データがありませんでした。

現在の太陽風の磁場強度は、3nTと弱まっています。
磁気圏への影響は、この後は小さくなりそうです。


SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは太陽の中心線を越え、
西側に移動しています。
西側に半分ほど移動した頃が、高速風が地球にやって来る目安です。
太陽風の変化は、明後日、19日頃にやって来そうです。




SDO衛星のAIA193カメラによる、1543群のC3.6小規模フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによる、太陽の北寄りに噴き出すCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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