宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:05)
今日、C1.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/14 08:50 C1.2
11/13 20:27 C1.3
11/12 22:32 C1.6
16:48 C1.6
10:28 C4.7
04:23 C1.2
00:39 C4.4

黒点 11/14 (NOAA)
磁場 フレア
1123 7 β C5
1124 11 β ---
1125 3 β ---
1126 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 462 -1.1
-2 h 463 +1.6
-4 h 452 +1.2
-6 h 448 +0.6
-8 h 443 -2.7
-10 h 467 +0.9
-12 h 470 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
11/14 0.3 2x10^3
11/13 0.4 2x10^3
11/12 0.4 9x10^2
11/11 0.3 2x10^2
11/10 0.4 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/ 9 11:48 太陽のフレア活動は穏やかになっています。太陽風の速度はやや上昇しましたが、低速風が続いています。
2010/11/10 09:46 太陽のフレア活動は引き続き穏やかです。太陽風は平均的な状態です。
2010/11/11 10:21 2つの新しい黒点群が出現しました。太陽風は300km/秒前後とかなり低速です。
2010/11/12 12:12 1123黒点群が小規模フレアを多発させています。太陽風の変動によってオーロラが活発になりました。
2010/11/13 12:36 太陽のフレア活動は落ち着いています。高速太陽風は500km/秒台に上がっています。
最新のニュース

2010/11/14 12:05 更新
Cクラスのフレアが発生しています。太陽風はやや高速です。今後、高速風が強まる可能性があります。

担当 篠原

この数日、SDO衛星の太陽動画の掲載を続けていますが、
今日は、北半球側ほぼ中央の1124黒点群の変化を紹介しましょう。
大きな変化ではありませんが、黒点群のそれぞれの部分に、
横への移動や、ねじれ、新しい黒点の発生など、様々な変化があり、何度も見てしまう映像です。

その太陽は、昨日のニュース以降も、2つのCクラスフレアを起こしています。
13日20時半(世界時13日11時半)のC1.3と、14日9時(世界時14日0時)のC1.2です。
2つとも、南半球の1123黒点群で発生している様です。
フレアの規模は小さくなっていますが、1123黒点群は活動を続けています。

また、北半球側の1124黒点群と1125黒点群でも、Bクラスの小さな変動が発生しています。

この後も、大きくはありませんが、フレアの発生は続きそうです。


太陽風は、弱い高速太陽風が続いています。
昨日以降、速度は460km/秒前後で安定しています。
磁場強度は、5nTとやや強さを回復しているようです。

磁気圏は、小規模のオーロラ活動が数回発生している程度で、
それほど活動的ではありません。

昨日紹介したように、今後の太陽風は、コロナホールやCMEの影響がやって来て、
やや乱れた状態が続くのではないかと予想しています。
磁場強度が強まって、速度が上昇し、オーロラを活発に起こす可能性があります。
オーロラ観望には期待が持てそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、1000を超えたところで増加は止まっています。
次の太陽風の変化の後、再び注意が必要になるでしょう。



SDOの可視光写真による、1125黒点群の変化。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。