宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/10 --- ---
11/ 9 --- ---
11/ 8 --- ---

黒点 11/10 (NOAA)
磁場 フレア
1121 9 β ---
1122 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 345 -0.3
-2 h 339 -0.3
-4 h 304 -0.4
-6 h 309 +0.0
-8 h 338 -0.9
-10 h 351 -0.9
-12 h 323 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -13 -15/ 5
-2 h -13 -16/ 3
-4 h -13 -16/ 4
-6 h -15 -18/ 6
-8 h -15 -23/ 5
-10 h -14 -23/ 4
-12 h -15 -23/ 1

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
11/10 0.3 6x10^1
11/ 9 0.4 2x10^2
11/ 8 0.4 3x10^2
11/ 7 0.4 2x10^2
11/ 6 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/ 5 11:49 M1.6の中規模フレアが発生しました。発生箇所の1121黒点群は、太陽のこちら側に姿を現しました。
2010/11/ 6 12:18 1121黒点群で、M1.0の中規模フレアが発生しました。磁気圏は静穏です。
2010/11/ 7 06:55 1121黒点群で、M5.4の中規模フレアが発生しました。
2010/11/ 8 11:02 1121黒点群の活動は続いています。太陽風はとても低速の状態です。
2010/11/ 9 11:48 太陽のフレア活動は穏やかになっています。太陽風の速度はやや上昇しましたが、低速風が続いています。
最新のニュース

2010/11/10 09:46 更新
太陽のフレア活動は引き続き穏やかです。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

1121黒点群の活動は、すっかり落ち着いてしまった様です。
その後も、太陽のX線データには、目立ったフレア活動は発生していません。

SDOのAIA193の動画(更新されるので、明日以降は別の日のデータになります)を見ると、
1121黒点群は、小さな変動は続いているようですが、
活発さでいうと、北東側(左上)に見えてきた小さな活動領域も目立っています。

1121黒点群がこの様子であれば、太陽の活動は比較的穏やかに推移しそうです。
ただし、小・中規模のフレアが急に発生する可能性はあるでしょう。


7日から8日にかけての現象ですが、1121黒点群の向こう側の太陽の東端で、
プロミネンスの活発な運動が見られたので、動画にして掲載します。
SDO衛星の使いやすいデータサービスのお陰で、このような素晴らしい映像を、
インターネットを通して、どこからでも簡単に見ることができます。


太陽風は、380km/秒と平均的な速度に回復した後、概ねその状態を保っています。
ACEの図では、今日の未明に一時的に300km/秒まで下がったりしていますが、
またすぐに380km/秒に戻っています。

磁場強度も、5nTと平均的な強度でずっと安定しています。

磁気圏は、太陽風磁場の南北成分が0n付近に留まっているため、全体的に静穏です。
AE指数は、小さなざわつきが見られる程度です。


27日周期の図を参考にすると、この後、速度は再び300km/秒近くまで下がり、
3日ほど低速風が続いて、再び400km/秒近くへ上がるのではないかと思われます。

今日の27日周期の図では、前周期の一番最後(10月22日)に、
やっと速度の山が見えてきました。
この後、10月23日以降高速風がやって来ています。
このまま今周期に対応させると、
11月18〜19日あたりから、高速風の始まりが期待されます。

このところ、静かなオーロラ活動が続いていますが、この期間は注目です。



SDO AIA304による、11月7〜8日にかけての太陽東端のプロミネンスの活動。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。