宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:27)
今日、M1.9の中規模フレアが発生しました。
また、M9.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/26 08:52 C9.5
06:35 M1.1
05:27 M1.9
04:59 C4.7
03:58 C5.2
03:00 C7.7
01:19 M1.5
00:47 C5.8
11/25 21:06 M2.0
19:41 C5.4
16:29 M9.4
13:41 M1.8
12:26 C7.7
11:28 C5.4
10:43 M1.1
09:05 C8.4
05:14 M1.1
01:23 C6.6
11/24 22:04 C5.6
20:35 C6.0
16:42 C5.5
15:26 C5.6
12:20 C5.6
09:43 C7.6
07:49 C5.6
06:34 C4.0
02:48 M1.1
00:16 M1.1

黒点 11/26 (NOAA)
磁場 フレア
3899 1 α ---
3901 6 βγ M2
3902 1 α C3
3903 4 βγ ---
3905 15 βγδ M2
3906 16 βγδ M2
3907 4 βγ ---
3908 1 α M1
3909 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 420 +3.5
-2 h 404 -1.6
-4 h 390 -1.5
-6 h 391 -0.5
-8 h 389 -0.3
-10 h 394 +2.6
-12 h 413 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -1 -/ -
-2 h 15 -/ -
-4 h 9 -/ -
-6 h 4 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
11/26 0.2 2x10^2
11/25 0.2 2x10^2
11/24 0.2 2x10^2
11/23 29.6 2x10^2
11/22 125.0 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/11/21 12:27 太陽風は低速の状態です。磁気圏は穏やかです。
2024/11/22 12:26 太陽の向こう側でフレアが発生しています。太陽風はやや低速です。
2024/11/23 10:34 太陽風は平均的な状態です。磁気圏の活動がやや高まっています。
2024/11/24 10:02 太陽風は平均的な速度で安定しています。小さい彗星が太陽に接近しました。
2024/11/25 14:12 太陽風は平均的な速度が続いています。磁気圏も概ね静穏です。
最新のニュース

2024/11/26 12:27 更新
M9.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

太陽が賑やかになっています。

昨夕、25日16時半(世界時25日7時半)に、
北東の端(左上)でM9.4の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を見ると、
太陽の少し向こう側で発生した様です。
このため、本当の規模はこれよりも大きかったかもしれません。

この領域では、26日2時(世界時25日17時)にも
M1.5の中規模フレアが発生しています。
可視光写真では、ここに新しい黒点が現れています。
今後の活動に注目して下さい。

また、中心部南東(左下)の3905黒点群で、
M2.0、M1.0の中規模フレアが発生し、
中心部南西(右下)の3901群では、
今朝、26日5時半(世界時25日20時半)に、
M1.9の中規模フレアが発生しています。

SDO衛星AIA193の動画では、
このフレアの時にコロナのガスが動く様子が見られ、
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の下側へCME(コロナ質量放出)が広がっています。
M1.9フレアに関係するのか、はっきりしないところがありますが、
フレアの発生位置が太陽の中心に近いので、
太陽風の弱い乱れがやって来るかもしれません。

そして、時間は戻りますが、25日16時(世界時25日7時)に、
南西の端でプロミネンス噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
この噴出では、太陽の右下に向かって
CME(コロナ質量放出)が飛び出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画では、
横向きの噴出に見えるので、地球への影響はなさそうです。


太陽風は、410km/秒と平均的な速度が続いています。
磁場強度は、7nTから5nTへ少し下がっていて、
こちらも平均的な状態です。

磁場の南北成分は、南北に変化が発生しています。
AE指数は、200〜500nTくらいの小規模の変化が発生していて、
やや活動的な状態になっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、
北極付近にコロナホールが見えているくらいです。
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。



北東の端で発生したM9.4の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3901群で発生したM1.9の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の下側へCMEが広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南西の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが太陽の右下へ広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。