宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:40)
今日、C7.1の小規模フレアが発生しました。
また、M3.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/16 11:15 C2.9
10:56 C3.7
10:06 C3.2
08:19 C7.1
06:27 C4.2
03:07 C5.8
02:45 C3.7
01:53 C5.1
01:29 C2.9
00:11 C5.0
6/15 23:04 C3.2
22:37 C3.4
21:30 C5.7
19:57 C4.9
19:29 C3.6
18:34 C3.8
16:19 C5.8
15:00 M1.3
14:30 C6.5
14:03 C4.4
13:39 C3.5
12:37 C2.6
10:26 C9.2
07:06 C5.1
06:46 C3.5
06:00 C4.0
04:13 C2.9
6/14 20:00 C6.3
17:26 C3.9
13:52 M1.0
13:01 M2.4
10:31 C2.6
04:42 C7.8
03:41 C9.0
01:35 M3.2

黒点  6/16 (NOAA)
磁場 フレア
3708 1 α ---
3709 8 β C9
3711 5 β ---
3712 18 βγδ M2
3713 10 βγ M3
3716 19 β ---
3717 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 396 +1.6
-2 h 383 +6.1
-4 h 400 +2.9
-6 h 441 -4.3
-8 h 398 +2.9
-10 h 401 +7.4
-12 h 400 -1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -18 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
6/16 0.4 1x10^2
6/15 0.8 1x10^2
6/14 3.9 1x10^2
6/13 8.8 1x10^2
6/12 9.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 6/11 13:11 X1.5の大規模フレアが発生しました。太陽風の乱れが到来しています。
2024/ 6/12 12:39 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。太陽も穏やかな状態です。
2024/ 6/13 12:04 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2024/ 6/14 14:29 太陽風は低速です。Mクラスのフレアが発生しています。
2024/ 6/15 12:52 太陽風は低速ですが、磁場が弱い南寄りになり、磁気圏の弱い活動が続いています。
最新のニュース

2024/ 6/16 13:40 更新
太陽風の弱い乱れが到来しました。3712黒点群でフレアが増えています。

担当 篠原

昨夜、15日20時(世界時15日11時)に、
太陽風の弱い乱れがACE衛星で観測されました。
速度は、370km/秒から440km/秒へ、
磁場強度は、6nTから13nTへ、
それぞれ高まっています。

変化としては小規模で、
その後、速度はすぐに400km/秒へ下がり、
磁場強度も現在は8nTまで下がっています。

発生源は、たとえば、12日21時(世界時12日12時)に
太陽の南東側(左下)で発生したフィラメント噴出かもしれません。
この噴出では、SOHO衛星で
目立つ程のCME(コロナ質量放出)が見えていなかったので、
ニュースではお知らせしませんでしたが、
到来が3日後になるので、タイミングとしては良さそうに思います。

太陽風磁場の南北成分は、
南北にゆっくり切り替わりながら変化しています。
南向きの頃に磁気圏の活動も強まって、
AE指数は、初めに1200nTと規模の大きい変化が発生し、
以降、700nT程度の中規模の変化が続いています。

現在は太陽風の変化が小さくなっているので、
磁気圏も穏やかになりそうです。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
赤道域のコロナホールが西に進み、
明日くらいに弱い影響がやって来るかもしれません。
また、北東側(左上)のコロナホールが
よく見えるようになっています。


太陽は、中心部南側(下側)の3712黒点群で、
ほとんどはCクラスですが、フレアが次々に発生しています。
このため、X線グラフは活発に上下しています。

昨日からの活動の様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
最大のフレアは、
15日15時(世界時15日6時)のM1.3中規模フレアで、
その前後にCクラスの小規模フレアの輝きが多数発生しています。

3712黒点群の様子をSDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。
黒点の形が変化する様子がよく見えています。
引き続き、この領域の活動に注目して下さい。



この1日間の3712黒点群の活動の様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


可視光写真による3712黒点群の変化。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。