宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:55)
今日、C4.1の小規模フレアが発生しました。
また、M7.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/19 05:12 C4.0
04:33 C4.1
5/18 14:31 C7.2
12:22 C3.8
05:35 M7.2
04:52 C2.8
5/17 21:44 C4.8
21:03 C3.7
14:03 C3.1
11:26 C3.9
10:35 C8.7
05:28 C4.8
03:29 C3.8
01:35 C4.5

黒点  5/19 (NOAA)
磁場 フレア
3672 21 α ---
3673 1 α ---
3674 13 β ---
3676 1 α ---
3679 13 βγ C9
3682 1 α ---
3683 14 β ---
3685 10 βγ M7
3686 2 α C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 394 -2.4
-2 h 388 -2.9
-4 h 392 -0.5
-6 h 392 -0.7
-8 h 398 -1.0
-10 h 415 +0.8
-12 h 411 -1.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -45 -/ -
-2 h -39 -/ -
-4 h -45 -/ -
-6 h -48 -/ -
-8 h -54 -/ -
-10 h -58 -/ -
-12 h -72 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.7 6x10^1
5/19 1.0 4x10^2
5/18 3.4 1x10^3
5/17 9.7 2x10^2
5/16 26.5 3x10^3
5/15 56.0 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 5/14 13:25 X1.7の大規模フレアが発生しました。高速太陽風は続いています。イギリスのオーロラをどうぞ。
2024/ 5/15 10:24 3664黒点群でX8.7の大規模フレアが発生しました。
2024/ 5/16 12:26 太陽の西端と東端で、X3.4、X2.9の大規模フレアが発生しました。
2024/ 5/17 12:14 太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まりました。
2024/ 5/18 13:43 太陽風の次の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まりました。
最新のニュース

2024/ 5/19 12:55 更新
太陽風は平均的な状態です。磁気圏はやや活動的です。

担当 篠原

太陽風の速度は、
420km/秒から390km/秒へ少し下がっていますが、
平均的な状態です。
磁場強度は10nTから6nTへ下がっています。
グラフの最後で8nTへ上がる変化が見えていますが、
この後どうなるでしょうか。

磁場の南北成分は、
グラフの前半は南寄りの状態が続きました。
磁気圏の活動も高まって、
AE指数は700nTの中規模の変化が続きました。
その後、磁場は0nT付近になり、
磁気圏も穏やかになっています。

太陽風のグラフの最後で、
南北成分は弱い南寄りに変わっています。
AE指数のグラフも最後に高まりが見えています。
このまま磁場の南寄りの傾向が続くと、
磁気圏もやや活動的な状態が続くでしょう。


太陽は、昨日のニュース以降は、
中心部の3679黒点群でC7.2、
南東(左下)の3685群で、C4.1、C3.9の
小規模フレアが発生した程度で、
落ち着いた状態になっています。

今朝、19日6時(世界時18日18日21時)頃に、
南側(下側)でフィラメント噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

この噴出により、
CME(コロナ質量放出)が太陽の下に向かって発生しています。
部分的な画像しかありませんが、
STEREO Ahead衛星COR2の動画を掲載します。
横向きの噴出になっている様で、地球への影響はなさそうです。




太陽の南側で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の下側へ飛び出すCME。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。