宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:22)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 4 08:26 C1.9
01:42 C2.9
3/ 3 13:51 C2.2
12:49 C2.8
3/ 2 21:48 C6.6
13:52 C2.9

黒点  3/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
3591 3 β C2
3595 8 βγ C7
3596 3 β ---
3598 12 β C2
3599 4 β C3
3600 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:15 363 +6.9
-2 h 355 -7.6
-4 h 349 +4.5
-6 h 335 -12.9
-8 h 348 -15.0
-10 h 339 -13.5
-12 h 355 -10.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -84 -/ -
-2 h -84 -/ -
-4 h -115 -/ -
-6 h -100 -/ -
-8 h -49 -/ -
-10 h 10 -/ -
-12 h 23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
3/ 4 0.2 1x10^2
3/ 3 0.3 4x10^2
3/ 2 0.3 2x10^2
3/ 1 0.3 1x10^2
2/29 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 2/28 12:31 太陽風はやや低速になっています。太陽は穏やかです。
2024/ 2/29 13:19 M1.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2024/ 3/ 1 13:11 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も穏やかです。
2024/ 3/ 2 13:21 太陽風は低速になっています。太陽も穏やかです。
2024/ 3/ 3 09:58 太陽風の速度は更に下がり、かなり低速になっています。
最新のニュース

2024/ 3/ 4 09:22 更新
太陽風の急な強まりが到来し、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

昨夕、3日17時50分(世界時3日8時50分)頃に、
太陽風の小規模の急な強まりがACE衛星で観測されました。
太陽風の速度は280km/秒から340km/秒へ急に高まり、
磁場強度は2nTから14nT、そして19nTへ強まりました。
磁場は強まっていますが、速度は低速のままです。

2月29日のニュースで紹介した、
2月28日に発生したC5.1の小規模フレアの時に発生した
淡いCME(コロナ質量放出)による乱れが
到来したのかもしれません。
その場合、発生から4日で地球へ到来したことになり、
340km/秒という速度を考えると、良さそうに思います。

乱れが到来して2時間後くらいから、
太陽風磁場の南北成分が南向きに大きく変化して、
-15nTに達する変化が5時間程続きました。
磁気圏の活動は強まって、
AE指数は1000〜1500nTに達する大規模な変化が
3時間程発生しています。
ただし、太陽風の速度が下がったままなので、
激しい変化にはなっていない印象です。

その後も太陽風の磁場強度は10〜15nTと
強まった状態が続いていますが、
南北成分は南北に変化する様になり、
南向きの変化も-10nTくらいに下がっています。
このため、AE指数の変化は次第に小さくなっています。

現在の速度は350km/秒と低速で推移しています。
この後、磁場強度が下がっていくと、
磁気圏も穏やかになっていくでしょう。


太陽は、今日未明、4日1時半(世界時3日16時半)に
C3.1の小規模フレアが発生していますが、
北西の端(右上)の向こう側で発生したフレアです。

こちら側では目立つ活動は発生していません。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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