宇宙天気ニュース

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)	Supported by NIT, Kagoshima College
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の

宇宙天気概況

Y. Obana

最新状況 (12:46)

今日、M2.6の中規模フレアが発生しました。
また、M9.0の中規模フレアが一昨日発生しています。

太陽風の速度がやや高くなっています。

磁気圏は静かです。

太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)

発生日	JST	検出
2/13	10:35	C4.9
	05:37	M2.6
	03:31	C6.8
	00:34	M1.4
2/12	23:25	C4.5
	21:57	M1.1
	21:37	C4.0
	19:57	C3.8
	14:46	C6.9
	12:24	M6.5
	10:35	C6.3
	07:35	M1.0
	04:58	C3.1
	02:21	C3.5
2/11	22:59	C2.9
	17:38	C4.7
	10:51	C3.3
	09:33	C7.3
	09:15	C6.3
	08:56	C8.7
	07:45	M9.0
	03:15	C6.1

黒点 2/13 (NOAA)

群	数	磁場	フレア
3571	2	β	---
3576	40	βγδ	M9
3579	1	α	---
3581	2	α	---
3582	15	β	C3
3583	22	βγ	C5
3584	1	α	---

太陽風 (DSCOVR)

時刻 JST	速度 km/s	南北磁場 nT
12:34	472	-2.4
-2 h	479	+1.1
-4 h	479	+0.6
-6 h	486	+1.0
-8 h	493	+1.7
-10 h	501	+3.0
-12 h	509	+2.5

磁気圏 (京大)

時刻 JST	Dst nT	nT
12:30	10	-/ -
-2 h	9	-/ -
-4 h	8	-/ -
-6 h	3	-/ -
-8 h	-2	-/ -
-10 h	1	-/ -
-12 h	0	-/ -

放射線 (GOES)

時刻 JST	プロトン 10MeV	電子 2MeV
最新	80 →	6x10^1
2/13	100	2x10^2
2/12	76	2x10^2
2/11	134	1x10^2
2/10	187	1x10^2
2/ 9	2	1x10^2

静か

激しい

非常に

リアルタイムデータ

27日周期・短期

太陽写真 (swnews)

黒点・群・動画 (SDO)

X線3日・1日 (GOES)

SolarMonitor (TCD)

Latest Events (SolarSoft)

AIA193・動画 (SDO)

AIA304・動画 (SDO)

AIA131・動画 (SDO)

SUVI195 (GOES)

SUVI131 (GOES)

LASCO (SOHO)

ACE1日・7日 (ACE)

K指数 (NOAA)

情報ページ

Space Weather Prediction Center

これまでの経過 (過去のニュースの閲覧・全リスト): 2024/ 2/ 8 13:26　太陽ではフレアが続いています。1月の黒点相対数は 123.0 でした。; 2024/ 2/ 9 12:20　M3.4、M3.9などの中規模フレアが発生しています。; 2024/ 2/10 10:21　X3.3の大規模フレアが発生しました。; 2024/ 2/11 15:03　太陽風の急な強まりが到来しました。M3.4、M9.0の中規模フレアが発生しました。; 2024/ 2/12 13:18　太陽風の速度が高まっています。M6.5の中規模フレアが発生しました。; 最新のニュース

2024/ 2/13 12:46　更新
太陽風の小さい変化が到来しました。太陽でCMEの発生が続いています。

担当　篠原

13日10時40分(世界時13日1時40分)頃に、
DSCOVR衛星で
太陽風磁場の急な強まりが観測されました。
変化はl小幅で、3nTから6nTへ強まった程度です。

太陽風速度の変化はほとんどなく、
DSCOVR衛星のグラフでは、
480km/秒から450km/秒へ下がり、
ACE衛星は、その前から450km/秒の状態が続いています。

変化が小さいことから、昨日注目していた
M9.0フレアに関係する太陽風の乱れではない様です。
引き続き太陽風の変化に注目してください。

太陽風磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いていました。
このため磁気圏は穏やかで、
AE指数はほとんど変化のない状態です。

グラフの最後、磁場の強まりが来た後は
磁場が南寄りになっています。
この傾向が続くと、
磁気圏で小規模の変化が見られる様になるかもしれません。

太陽は、あちこちで現象が発生しています。

昨日の午後、12日15時半(世界時12日6時半)に、
SOHO衛星LASCO C2で太陽の右下に飛び出す
CME(コロナ質量放出)が観測されました。
太陽のこちら側では特に変化が起きていないので、
向こう側で発生した現象の様です。

動画を見ると、CMEは結構速く広がっています。
比較的規模の大きいフレアが発生したのかもしれません。

昨夜、12日22時(世界時12日13時)には、
太陽の北東の端(左上)でプロミネンス噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

なかなか大きい噴出で、
CMEも太陽の左に向かって飛び出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載しますが、
後半の画像がないため、途中で止まっています。

そして、今朝、13日5時半(世界時12日20時半)に、
太陽の北東の端の少し向こう側で
M2.6の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

このフレアに伴って、CMEが太陽の左へ飛び出しています。
SOHO衛星の画像が欠けているため、
途中から広がる様子を紹介します。

今日紹介した3つのCMEは、
どれも地球への影響はなさそうですが、
頻繁に噴出が起きているので、
この後も太陽の活動に注目してください。