宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:04)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/19 13:20 C2.0
12:46 M1.1
11:26 C3.9
10:43 C2.8
08:13 C4.9
06:51 C3.4
05:21 C3.8
9/18 19:23 C2.6
13:20 C1.2
01:00 C3.5
9/17 13:22 C1.0
00:48 C3.7

黒点  9/19 (NOAA)
磁場 フレア
3425 3 β C2
3429 8 β C1
3433 2 β ---
3435 4 β C4
3436 14 β C5
3437 8 β ---
3438 1 α ---
3439 7 β ---
3440 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 586 -3.1
-2 h 586 -7.9
-4 h 602 -7.9
-6 h 529 +2.7
-8 h 494 +13.0
-10 h 534 -7.6
-12 h 549 -12.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -86 -/ -
-2 h -82 -/ -
-4 h -45 -/ -
-6 h -49 -/ -
-8 h -69 -/ -
-10 h -58 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
9/19 0.5 1x10^3
9/18 2.0 6x10^2
9/17 0.5 4x10^2
9/16 0.3 3x10^2
9/15 0.5 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
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衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 9/14 13:00 太陽風は低速になっています。太陽は静かな状態です。
2023/ 9/15 13:18 Mクラスのフレアが続き、CMEが地球に向かっています。太陽風はやや高速です。
2023/ 9/16 15:01 太陽でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 9/17 12:53 フィラメント噴出が発生しています。太陽風の弱い乱れが到来しました。
2023/ 9/18 13:15 CMEによる太陽風の乱れが近付いています。太陽風は平均的な速度です。
最新のニュース

2023/ 9/19 14:04 更新
太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

景山植光さんより、カナダ・イエローナイフで、
現地16日〜17日に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
景山さんのオーロラ写真は、2019年以来と4年ぶりです。
( 読者写真集 からご覧下さい)

景山さんご自身も、
久しぶりのため感覚を取り戻しながらの撮影となっているそうです。

この日の太陽風は470km/秒とやや高速で、
この時間帯のAE指数は目立つ程の変化をしていないのですが、
現地ではこのような見え方だった様です。
平均値である指数だけでは見つけられない変化と言えるかもしれません。

北半球のオーロラの始まりを感じます。
どうもありがとうございます。



昨夜、18日22時(世界時18日13時)に、
DSCOVR衛星で太陽風の急な変化が観測されました。
速度は、420km/秒から550km/秒へ、
磁場強度は、9nTから22nTへ上昇しています。

16日午後に発生したCME(コロナ質量放出)による
太陽風の乱れがやって来た様です。
昨日お知らせしたNOAA/SWPCの予報よりも
半日早くやって来ました。

気象庁地磁気観測所によると、
18日22時半(世界時18日13時半)頃に
地上磁場の急な強まりが観測されています。

注目していた太陽風磁場の南北成分は、
初めは北向きの6nT前後で、磁気圏への影響は限定的でした。
AE指数は、500nTの中規模の変化が発生しています。

その後、太陽風の速度は一旦500km/秒に下がり、
再び600km/秒へ高まっています。
磁場強度は、ゆっくりと低下して、
現在は7nTと平均的な状態にほぼ戻っています。

一方、磁場の南北成分は、
南北に大きく変化するようになり、
-10nTを超える強い南向きが断続的に発生しています。
速度の高まりもあって磁気圏の活動は一気に強まり、
AE指数は、1000〜1500nTに達する
大きい変化が繰り返し発生しています。

太陽風のグラフの最後で磁場強度が下がって来たので、
南向きの磁場も次第に小さくなっています。
この後の磁気圏の活動は、規模は一段小さくなりそうです。


太陽は、今日未明から北西(右上)の3436黒点群の活動が強まり、
Cクラスの小規模フレアが10回程度発生しています。

また、東側(左側)の3435群で、
19日13時(世界時19日4時)にM1.1の中規模フレアが発生しました。

静かだったX線グラフが、
右端で変化が目立つようになっています。
この後はどの様に推移するでしょうか。



カナダ・イエローナイフで、現地16日23時9分(世界時17日5時9分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地17日0時4分(世界時17日6時4分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地17日0時22分(世界時17日6時22分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地17日0時33分(世界時17日6時33分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


茨城県石岡市柿岡では、18日22時半(世界時18日13時半)頃に磁場の急な強まりが観測されました。
(c) 気象庁地磁気観測所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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