宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:53)
今日、C3.7の小規模フレアが発生しました。
また、M3.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/17 00:48 C3.7
9/16 22:22 C2.8
16:37 C2.6
14:11 M3.4
13:22 C1.1
09:43 M2.9
07:15 M1.7
9/15 22:11 C2.1
14:54 C7.0
13:24 C1.2
11:43 C7.5
09:39 C7.4
06:16 M2.5
04:25 M1.9
03:30 C2.9
00:20 C4.6

黒点  9/17 (NOAA)
磁場 フレア
3425 6 β C3
3429 16 βγ M3
3430 1 α ---
3433 1 α ---
3434 2 α ---
3435 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:44 484 +3.8
-2 h 444 -2.0
-4 h 420 -0.4
-6 h 406 +0.1
-8 h 421 -4.6
-10 h 419 -2.8
-12 h 416 -3.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 4 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^1
9/17 0.3 4x10^2
9/16 0.3 3x10^2
9/15 0.5 7x10^2
9/14 0.6 3x10^2
9/13 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 9/12 14:20 太陽風はやや低速です。太陽の向こう側でCMEが続いています。
2023/ 9/13 13:46 太陽風磁場の強まりが到来して、磁気圏の活動が強まりました。現在は穏やかです。
2023/ 9/14 13:00 太陽風は低速になっています。太陽は静かな状態です。
2023/ 9/15 13:18 Mクラスのフレアが続き、CMEが地球に向かっています。太陽風はやや高速です。
2023/ 9/16 15:01 太陽でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2023/ 9/17 12:53 更新
フィラメント噴出が発生しています。太陽風の弱い乱れが到来しました。

担当 篠原

昨日の午後、16日14時(世界時15日5時)頃に、
太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。

SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
薄暗い筋として見えているダークフィラメントが、
太陽の右側全体に向かって大きく広がっています。

この噴出により、CME(コロナ質量放出)が
太陽の右側を中心に大きく広がっています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を見ると、
太陽の左側へも広がっているので、
太陽風の乱れは地球へやって来るのではないでしょうか。

発生から3日くらいかかると考えると、
明後日、19日頃でしょうか。
速度の変化は小幅になりそうですが、
磁場の強まりに注目して下さい。
この時、磁場が南向きに強まると、
磁気圏の活動が激しくなる可能性があります。

太陽は、昨日のニュースの時に発生した
M3.3の中規模フレア以降は、
C1〜2の小さいフレアが起きた程度で、穏やかな状態です。

可視光写真の東端(左端)に3435黒点群が現れていますが、
昨日のフレア以降は目立つ活動を起こしていません。


太陽風は、速度は420km/秒、磁場強度は5nTと
平均的な状態が続いていましたが、
17日11時(世界時17日2時)に小規模の変化が到来して、
速度は470km/秒へ、磁場強度は8nTへそれぞれ変化しています。

昨日のニュースなどでお知らせしていた
14日午後のCMEによる変化ではないでしょうか。
変化は小規模なので、影響は限定的になりそうです。

磁気圏の活動は、
太陽風磁場の南北成分が南寄りで推移していたため、
AE指数は500nT程度の小規模の変化が見られています。

グラフの最後で、磁場は北向きになっています。
この状態が続けば、磁気圏は穏やかになるでしょう。
一方、この後南向きに切り替わると、
磁気圏も活動的な状態に戻ります。




太陽の中心部で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEは太陽の右寄りに広がっていますが、地球の方向へも向かっている様です。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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