宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:46)
今日、C5.6の小規模フレアが発生しました。
また、M2.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/13 06:50 C5.6
04:32 C4.6
00:59 C2.9
00:09 C4.7
9/12 20:07 C3.6
17:00 C7.3
15:31 M2.5
14:26 C4.5
13:20 M1.7
11:11 C3.8
06:08 C8.2
02:20 C5.5
9/11 23:41 M1.1
20:21 C3.8
19:29 C7.4
14:56 C9.3
14:26 C7.2
13:28 C3.0
12:58 M1.1
10:09 M1.3
09:24 C3.6
06:29 C4.0

黒点  9/13 (NOAA)
磁場 フレア
3423 15 βγ M3
3425 24 βγ M2
3427 1 α ---
3429 6 β M1
3430 7 β ---
3431 5 β M1
3432 2 β ---
3433 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 435 +0.2
-2 h 408 +3.3
-4 h 392 -8.1
-6 h 385 -5.2
-8 h 366 -8.3
-10 h 350 -10.0
-12 h 358 -12.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -49 -/ -
-2 h -56 -/ -
-4 h -62 -/ -
-6 h -79 -/ -
-8 h -67 -/ -
-10 h -52 -/ -
-12 h -33 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
9/13 0.3 3x10^2
9/12 0.3 4x10^2
9/11 0.3 3x10^2
9/10 0.3 5x10^2
9/ 9 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 9/ 8 13:36 太陽風は低速になっています。M2.1の中規模フレアが発生しました。
2023/ 9/ 9 14:03 太陽風は低速です。太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。
2023/ 9/10 18:42 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。新しい黒点があちこちに現れています。
2023/ 9/11 14:17 M1.3、M1.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2023/ 9/12 14:20 太陽風はやや低速です。太陽の向こう側でCMEが続いています。
最新のニュース

2023/ 9/13 13:46 更新
太陽風磁場の強まりが到来して、磁気圏の活動が強まりました。現在は穏やかです。

担当 篠原

昨夜、太陽風磁場の強まりが到来して、
磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が活発になりました。

ACE衛星のグラフでは、12日22時(世界時12日13時)頃に、
磁場強度が5nTから20nTへ強まる変化が発生しています。
南北成分は、グラフの初めは弱い北寄りでしたが、
磁場の強まりとともに南向きに大きく振れて、
-20nTの変化が発生しています。

この間、太陽風の速度は370〜400km/秒と特に変化はなく、
やや低速で推移しています。

磁場が南向きに強まった影響で磁気圏の活動が強まり、
AE指数は800nT程度の中規模の変化が続く様になり、
一時的に1700nTの激しい変化も発生しています。
極域では活発なオーロラが発生したのではないでしょうか。

Dst指数の速報値は、
-79nTの変化に達していて(マイナス方向に強まります)、
中規模の磁気嵐になっています。

今朝以降、太陽風の磁場強度は5nTと平均的な値に戻り、
速度は430km/秒と平均的な状態へ少し上がっています。

磁場の南北成分は0nT付近で小さく変化する様になっているため、
磁気圏の活動は穏やかになり、
AE指数の変化は小さくなっています。

どの変化かは分かりませんでしたが、
3〜4日前に太陽で弱いCME(コロナ質量放出)が発生して、
その乱れがやって来たのではないでしょうか。


太陽は、北西(右上)の3423黒点群でM2.5の中規模フレア、
中心部北側(上側)の3425群でC4.7の小規模フレア、
東側(左側)の3429群でC4.6の小規模フレアなど、
あちこちで活動が発生しています。

X線グラフを見ると、変化としては減っている印象ですが、
引き続き注目してください。



Dst指数速報値は、-79nTまで下がっています。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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