宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (16:28)
今日、M3.8の中規模フレアが発生しました。
また、M5.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/20 07:58 C2.9
03:54 C3.2
02:07 M3.8
01:41 C2.9
00:02 C2.8
7/19 22:44 C3.0
19:50 M1.4
19:22 C3.6
17:18 C3.1
16:10 C2.9
07:39 C8.5
06:58 C4.9
05:17 M2.1
05:01 M1.4
04:20 M1.3
03:24 C6.3
02:24 C5.0
00:34 C5.3
7/18 21:41 C5.2
19:38 C3.2
18:00 C4.8
15:49 M1.5
15:05 C8.3
08:16 M5.0
07:28 M2.7
07:05 C5.9
04:58 C3.3
03:21 C3.2

黒点  7/20 (NOAA)
磁場 フレア
3372 15 β M2
3373 24 βγ C6
3374 1 α ---
3375 1 α ---
3376 7 β C8
3377 4 β C3
3378 6 β ---
3379 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
16:15 374 -0.5
-2 h 377 +1.4
-4 h 390 +1.9
-6 h 388 +1.6
-8 h 410 +0.7
-10 h 413 +1.6
-12 h 415 +1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
15:30 -6 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -27 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 8.8 7x10^2
7/20 19.4 2x10^3
7/19 95.5 2x10^3
7/18 620.0 7x10^2
7/17 3.1 1x10^2
7/16 18.0 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/15 13:47 太陽風の小規模の乱れが到来しました。太陽風はやや低速です。
2023/ 7/16 08:05 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2023/ 7/17 14:31 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が一時的に強まりました。
2023/ 7/18 12:47 M5.7の中規模フレアが発生し、CMEが大きく広がっています。
2023/ 7/19 17:29 M1.4、M2.1の中規模フレアが発生しています。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2023/ 7/20 16:28 更新
太陽風は平均的な状態です。M3.8の中規模フレアが発生しています。

担当 篠原

太陽風の速度は、450km/秒から400km/秒へ少し下がっていますが、
平均的な状態が続いています。
磁場強度は5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、北寄りで小さく変化しています。
磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。

18日のニュースでお知らせしたM5.7フレアの時に発生した
CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが近付いていると思われます。
今夜から明日にかけて、太陽風の変化に注目して下さい。
磁場が南向きに強まると、オーロラなどの磁気圏活動が活発になります。


太陽では、南西の端(右下)に沈んだ3363黒点群で、
今日未明、20日2時(世界時19日17時)に
M3.8の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
全体が見えていないので、
本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。

そして、今朝、20日7時半(世界時19日22時半)に、
北西の端近く(右上)でフィラメント噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

これらにより、太陽の右と右上に向かって
CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
地球に対して横向きの噴出なので、影響はありません。
発生が1週間ほど早かった場合は、
地球にも影響がやってきたのではないでしょうか。

X線グラフは、3363群が見えなくなった影響もありますが、
変化が少なくなっています。
可視光写真では、黒点があちこちに見えています。
次に活動が強まるのはどの領域でしょうか。



南西の端の少し向こう側の3363群で発生したM3.8の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


北西の端近くで発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右と右上に向かって噴出するCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。