宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:39)
昨日、C2.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/25 --- ---
4/24 22:00 C2.8
20:07 C2.2
4/23 15:37 C2.2

黒点  4/25 (NOAA)
磁場 フレア
3279 1 α C2
3282 6 β C2
3283 1 α C3
3284 1 α ---
3285 7 β C2
3286 1 α ---
3287 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 548 +4.2
-2 h 559 +5.5
-4 h 489 +7.5
-6 h 536 +8.7
-8 h 490 +14.0
-10 h 519 +19.4
-12 h 525 +22.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -33 -/ -
-2 h -38 -/ -
-4 h -44 -/ -
-6 h -49 -/ -
-8 h -60 -/ -
-10 h -66 -/ -
-12 h -80 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
4/25 0.3 1x10^3
4/24 26.2 4x10^2
4/23 2.6 4x10^2
4/22 1.6 2x10^2
4/21 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 4/20 13:51 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が活発になりました。
2023/ 4/21 13:31 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。
2023/ 4/22 12:31 M1.7の中規模フレアが発生しました。ハロー型のCMEが発生しています。
2023/ 4/23 13:18 太陽風は低速になっています。CMEによる太陽風の乱れが明日到来する可能性があります。
2023/ 4/24 13:07 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。太陽風は高速で、磁場が強く南向きに変化し、磁気圏の活動も激しくなっています。
最新のニュース

2023/ 4/25 13:39 更新
太陽風は高速ですが、磁場の強まりは終わり、磁気圏も穏やかになっています。

担当 篠原

太陽風は、速度は500〜550km/秒と
高速の状態が続いていますが、
32nTに強まっていた磁場強度は、
昨日の夕方から低下がはじまり、
現在は5nTと平均的な状態に戻っています。
太陽風の乱れは終わったと言えそうです。

南向きに強まっていた磁場の南北成分は、
24日19時(世界時24日10時)頃に北向きに切り替わっています。
このため、磁気圏活動の強まりもこの頃までとなり、
AE指数は、グラフの後半から変化がなくなっています。

Dst指数の速報値は、その後値が修正されて、
最も大きく下がった時で -187nTとなり、
-200nTには達しませんでした。
この規模でDst指数が下がったのは、
2018年8月26日の -175nTや、
2015年6月23日の -198nT以来です。
先月、2023年3月24日にも大きい変化が発生しましたが、
現時点では -163nTに修正されています。

太陽風の速度の高まりが続いているのは、
コロナホールの影響が来ているからではないかと思います。
SDO衛星AIA193を見ると、
太陽の中心部にコロナホールが見えています。
続いてこの領域の影響がやって来そうです。


太陽は穏やかな状態が続いていて、
C1〜2の小さい小規模フレアが発生した程度です。




Dst指数速報値は最大で -187nTに達しました。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。