宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:36)
今日、M3.7の中規模フレアが発生しました。
また、M6.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/10 11:48 M3.7
07:41 C4.9
06:04 C4.8
03:07 M1.8
02:46 C6.1
02:09 C6.4
00:17 M1.4
2/ 9 23:30 M1.5
21:06 C8.4
17:52 M2.8
16:14 M1.1
15:15 C7.9
14:13 C5.9
11:48 M3.0
06:05 M1.7
04:59 M1.5
04:35 C6.0
04:11 C6.5
03:34 C6.4
00:31 M1.6
2/ 8 19:05 C7.4
15:30 C3.7
14:07 C5.3
11:46 M2.0
11:11 C4.5
10:54 C3.6
08:03 M6.3
07:31 M3.9
06:23 C5.3
05:00 M1.6
04:26 C4.5
03:12 C5.4
02:14 C6.7

黒点  2/10 (NOAA)
磁場 フレア
3213 18 βδ M6
3214 13 β ---
3215 3 β ---
3216 5 β ---
3217 9 β M3
3218 3 β ---
3219 5 β ---
3220 2 β ---
3221 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 490 -2.3
-2 h 491 -5.1
-4 h 474 -5.1
-6 h 468 -4.0
-8 h 517 -5.8
-10 h 504 +0.3
-12 h 500 -1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -46 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^2
2/10 0.4 1x10^3
2/ 9 0.4 3x10^3
2/ 8 0.4 2x10^3
2/ 7 0.4 2x10^2
2/ 6 0.5 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/ 5 12:48 太陽風は平均的な速度になっています。C6.6の小規模フレアが発生しました。
2023/ 2/ 6 14:22 太陽風は平均的な速度で、磁場が強まっています。
2023/ 2/ 7 13:29 太陽の北東側で黒点が目立っています。太陽風は高速になっています。
2023/ 2/ 8 12:53 M6.3の中規模フレアが発生しました。Mフレアが続いています。
2023/ 2/ 9 12:58 Mクラスのフレアが4回発生しています。高速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2023/ 2/10 12:36 更新
M2.8、M3.7など中規模フレアの発生が続いています。

担当 篠原

太陽で、Mクラスの中規模フレアが続いています。

昨日の夕方、9日18時(世界時9日9時)に、
南東の端(左下)の3217群の少し左の3220群でM2.8。
深夜、9日23時半(世界時9日14時半)に、
北西側(右上)の3213群でM1.5。
直後の10日0時(世界時9日15時)には、
南東の端の3217群でM1.4。
今日未明、10日3時半(世界時9日18時半)に、
再び3213群でM1.8と、
交互に発生しています。

一連のフレアの様子を、
SDO衛星AIA131の南東の端の拡大動画と
太陽全体の動画で紹介します。

M2.8のフレアでは、
プロミネンスの噴出も目立っていて、
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
この噴出はCME(コロナ質量放出)となっていて、
SOHO衛星LASCO C2、C3で、
太陽の左に向かって飛び出す様子が撮影されています。

地球に対しては横向きなので影響はありませんが、
この領域の黒点はこれから太陽の中心に向かうので、
やがて地球へ影響がやってくる噴出を起こすかもしれません。

と、記事を書いているところで、
10日12時(世界時10日3時)に、
太陽の北西の3213群でM3.7の中規模フレアが発生しました。
発生直後なので、画像がそろっていませんが、
GOES衛星SUVI 131による動画を掲載します。

フレアはまだまだ続きそうです。
引き続き注目してください。


太陽風は、500km/秒台を少し割るくらいの
やや高速の状態です。
磁場強度は5〜7nTと平均的です。

磁場の南北成分は、
グラフの途中から-5nTと南向きに少し強まっています。
磁気圏の活動も強まって、
AE指数は500〜1200nTと中、大規模の変化が発生しています。

太陽風のグラフの最後では、
磁場の南向きの変化は小さくなっています。
この状態が続くと、磁気圏の変化も次第に小さくなるでしょう。



M2.8、M1.5、M1.4、M1.8と発生が続いた中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M2.8フレアの時のプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左へ噴出するCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3213黒点群で発生した、M3.7の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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