宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:16)
今日、C8.0の小規模フレアが発生しました。
また、X1.9の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/12 05:49 C8.0
00:20 C4.6
1/11 17:29 M3.1
16:03 C4.3
14:33 M1.3
14:15 C3.8
12:20 C6.8
10:51 M5.6
09:39 M2.4
08:48 C5.2
07:42 X1.0
05:11 C3.6
04:33 C3.4
02:45 M1.2
02:17 M1.3
00:44 C7.4
1/10 23:59 C5.4
23:32 C8.7
22:47 C6.8
21:59 C5.1
21:33 C5.3
21:11 C8.5
20:00 M1.1
17:57 C8.8
17:07 C5.3
14:54 C3.8
12:37 C5.4
11:33 M2.6
11:11 M1.0
09:46 C6.3
09:09 M5.1
07:29 C6.7
07:03 C4.1
05:49 C5.9
03:28 X1.9
01:43 C4.6
00:43 C5.1

黒点  1/12 (NOAA)
磁場 フレア
3181 38 βγ M3
3182 49 βγ C7
3183 2 α ---
3184 13 βγδ X2
3185 12 β C5
3186 9 βδ X1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 427 +1.9
-2 h 419 +3.5
-4 h 417 +3.4
-6 h 409 +2.2
-8 h 412 -1.9
-10 h 416 -3.2
-12 h 414 +1.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 2 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 7x10^1
1/12 0.4 3x10^2
1/11 0.4 6x10^2
1/10 1.1 4x10^2
1/ 9 0.5 4x10^2
1/ 8 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 1/ 7 13:37 太陽風の速度は下がり、平均的な状態に戻りかけています。
2023/ 1/ 8 13:44 太陽風は平均的な状態です。太陽でCフレアが続いています。
2023/ 1/ 9 13:30 Mクラスのフレアが5回発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 1/10 12:57 X1.9の大規模フレアが発生しました。Mクラスのフレアも続いています。
2023/ 1/11 13:26 X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。
最新のニュース

2023/ 1/12 12:16 更新
太陽の活動は落ち着いています。12月の黒点相対数は 113.1 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、2022年12月の黒点相対数は 113.1 と発表されました。
第25活動周期として初めて月平均値が100を超えました。

2019年12月に13か月平均値が極小となってから、
ちょうど3年での達成です。
前の周期である第24期は、2年9か月で100を超えました。
3か月遅れですが、同じくらいと言えそうです。

31日間の可視光写真の動画を掲載します。
31日中22日で黒点相対数の1日値が100を超えました。
掲載の動画でも、常に多くの黒点群が見えている印象です。
(先月の動画と比較して下さい)

第24期の変化を参考にすると、
これから3年くらい、
100付近で上がったり下がったりしそうです。
第24期の最高値は146.1でしたが、
今期はどこまで上がるでしょうか。


太陽は、昨日のニュース以降は、
南西(右下)の3181黒点群でM1.3の中規模フレア、
北東(左上)の3186群でM3.1の中規模フレア、
そして、南東(左下)の3184群でC8.0の小規模フレアと、
あちこちでフレアが発生していますが、
回数は少なくなっています。

一方、SOHO衛星LASCO C2の動画を見ると、
昨夕、11日18時(世界時11日9時)頃に左上へ、
今日未明、12日2時(世界時11日17時)頃に左下へ、
それぞれ太陽の向こう側で発生した現象による
CME(コロナ質量放出)が発生しています。


太陽風は、速度が400km/秒から420km/秒に少し上がっていますが、
平均的な状態です。
磁場強度は、8〜9nTと少し強まった状態です。

磁場の南北成分は、
南寄りになったり、北寄りになったり、
ゆっくり変化しています。
南寄りになった時に磁気圏の活動も少し強まって、
AE指数で200〜300nTの小規模の変化が発生しています。



太陽黒点相対数の長期変化。12月の黒点相対数は 113.1 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


12月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


太陽の向こう側で発生した現象によるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。