宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:22)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/29 --- ---
10/28 --- ---
10/27 --- ---

黒点 10/29 (NOAA)
磁場 フレア
3130 10 β C1
3131 3 β ---
3132 1 α ---
3133 8 β C2
3134 2 β ---
3135 3 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 543 -4.7
-2 h 561 -3.1
-4 h 536 -2.2
-6 h 494 -0.5
-8 h 522 +3.0
-10 h 532 -2.1
-12 h 537 -3.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -51 -/ -
-2 h -30 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^1
10/29 0.5 3x10^2
10/28 0.5 1x10^2
10/27 0.5 2x10^2
10/26 0.5 3x10^2
10/25 0.5 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/10/24 14:08 コロナホールの影響で太陽風の速度が高まっています。
2022/10/25 13:37 太陽風の速度は下がっています。磁気圏は穏やかです。
2022/10/26 13:38 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2022/10/27 12:49 太陽風は低速の状態が続いています。
2022/10/28 14:06 太陽風は平均的な速度になっています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2022/10/29 14:22 更新
高速太陽風が到来し、磁気圏の活動が強まっています。

担当 篠原

SOHO衛星LASCO C3の右端から、
太陽の向こう側を進んでいる水星が見えてきました。
地球では11月9日頃に太陽と重なってしまうそうですが、
SOHO衛星からはどう見えるでしょうか。
太陽の左上で明るく光っているのは金星です。



太陽風は、昨夜遅くに速度が上昇して、
500〜550km/秒と高速の状態に変わっています。
コロナホールの影響が始まった様です。
磁場強度は、速度が高まる頃に5nTから10nTへ強まり、
今朝以降は8nTとやや強い状態です。

磁場の南北成分は南寄りになっていて、
-5nTに達する変化が頻繁に発生しています。
このため磁気圏の活動は活発になり、
AE指数は500nTに達する変化が半日ほど続いていて、
最大では1500nTに達しています。
極域ではきれいなオーロラが見えていたのではないでしょうか。

SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールは、
左端がちょうど中心線に達しているところです。
この辺りまで影響が及ぶとすると、
4〜5日後くらいまで速度の高まりは続くかもしれません。


太陽は、北東(左上)の3135黒点群で
C1台の小さい小規模フレアが3回発生しています。
SDO衛星AIA131を見ると、
小さい活動が連続しているので、
規模が大きくなる様であれば注意が必要になるでしょう。



SOHO衛星LASCO C3の右端に水星が見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。