宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:27)
今日、M1.8の中規模フレアが発生しました。
また、M5.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/17 08:33 C2.6
08:07 C4.6
06:02 M1.8
05:32 C1.7
8/16 22:55 C5.8
22:19 C6.4
16:37 M5.0
13:52 C2.2
10:01 C5.9
09:04 C8.4
06:46 M1.1
05:06 C2.4
04:39 C3.9
02:29 C9.9
01:44 M2.7
00:57 C2.5
8/15 23:30 M1.0
21:30 C3.5
20:52 C2.7
20:00 C3.1
18:36 C2.7
13:28 C3.5

黒点  8/17 (NOAA)
磁場 フレア
3074 2 α ---
3075 1 α ---
3076 2 α ---
3078 10 βγδ M5
3079 7 β M1
3081 10 βγ C1
3082 3 β ---
3083 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 443 +8.7
-2 h 387 +6.3
-4 h 380 +5.8
-6 h 373 -2.5
-8 h 365 +0.4
-10 h 372 +0.7
-12 h 381 +2.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 30 -/ -
-2 h 12 -/ -
-4 h 8 -/ -
-6 h 6 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 8x10^3
8/17 0.7 1x10^4
8/16 0.7 1x10^4
8/15 0.6 1x10^4
8/14 0.5 1x10^4
8/13 0.5 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/12 10:47 550km/秒の高速太陽風が続いています。磁場が南向きになり磁気圏活動が強まりました。
2022/ 8/13 10:20 太陽でC1〜2のフレアが発生しています。太陽風は高速の状態が続いています。
2022/ 8/14 10:38 C6.8、C6.7などの小規模フレアが発生しています。高速太陽風は速度が下がり始めています。
2022/ 8/15 10:18 フィラメント噴出によりCMEが発生しています。太陽風はやや高速です。
2022/ 8/16 14:22 Mクラスの中規模フレアが3回発生しました。太陽風はやや低速になっています。
最新のニュース

2022/ 8/17 13:27 更新
M5.0、M1.8の中規模フレアが発生しました。太陽風の乱れが到来しています。

担当 篠原

昨日のニュース以降も、
太陽の南側の3078黒点群の活動は続き、
昨夕、16日17時(世界時16日8時)には、
M5.0の中規模フレアが発生しました。
M5に達するフレアの発生は、
5月19日のM5.6以来で、3か月ぶりです。

3078群の活動は更に続き、
16日22〜23時(世界時16日13〜14時)には、
C6.4、C5.8と大きめの小規模フレアが、
そして、今朝、17日6時(世界時16日21時)には、M1.8と、
3078群として5回目になる中規模フレアが発生しています。

M5.0からM1.8にかけての活動の様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
3078群の左側と右側で次々にフレアが起きる様子が印象的です。

SDO衛星による3078群の拡大写真を2枚目に掲載します。
黒点群は複雑な状態を保っています。
この後もフレアの発生に注目してください。

昨日のニュースで紹介した、
16日11時(世界時16日2時)頃のコロナの噴出による
CME(コロナ質量放出)の様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。
太陽の下に向かって噴出しており、
地球への影響は特に見られないのではないでしょうか。


太陽風は、DSCOVR衛星で先ほど、
17日11時(世界時17日2時)に、
速度が390km/秒から440km/秒へ、
磁場強度が9nTから18nTへ急に高まる変化が到来しています。
磁場は強まっていますが、速度は平均的な状態に留まっています。

14日の夜に発生したフィラメント噴出による太陽風の乱れが
到来したのではないでしょうか。
その場合、地球まで2日半ほどでやって来たことになります。

現在、磁場の南北成分は北向きに強まっています。
この状態では、磁気圏の活動は強まらないでしょう。
今後、磁場が南向きに切り替わって強まって行くと、
磁気圏の活動も活発になる可能性があります。
その頃に速度が高速になっているかどうか注目してください。

ここまでのAE指数は、特に大きな変化はなく、
磁気圏は穏やかです。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
大きく曲がって見えるコロナホールの先頭(右端)は、
太陽の西半球の半分程度まで進んでいます。
この領域の影響が始まる目安の位置に達しています。




M5.0からM1.8にかけて、3078黒点群のフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3078黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


16日の昼に発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。