宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:22)
今日、M2.7の中規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/16 13:52 C2.2
10:01 C5.9
09:04 C8.4
06:46 M1.1
05:06 C2.4
04:39 C3.9
02:29 C9.9
01:44 M2.7
00:57 C2.5
8/15 23:30 M1.0
21:30 C3.5
20:52 C2.7
20:00 C3.1
18:36 C2.7
13:28 C3.5
8/14 22:56 C5.3
07:44 C4.4
03:15 C2.1

黒点  8/16 (NOAA)
磁場 フレア
3074 1 α C4
3076 3 β C2
3078 12 βγδ M3
3079 10 β M1
3081 16 βγ C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 374 -2.1
-2 h 393 -1.5
-4 h 416 -0.2
-6 h 428 -0.0
-8 h 453 -0.3
-10 h 456 +0.6
-12 h - +0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 0 -/ -
-2 h 3 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 6x10^3
8/16 0.7 1x10^4
8/15 0.6 1x10^4
8/14 0.5 1x10^4
8/13 0.5 8x10^3
8/12 0.5 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/11 10:06 太陽風は高速の状態が続いています。
2022/ 8/12 10:47 550km/秒の高速太陽風が続いています。磁場が南向きになり磁気圏活動が強まりました。
2022/ 8/13 10:20 太陽でC1〜2のフレアが発生しています。太陽風は高速の状態が続いています。
2022/ 8/14 10:38 C6.8、C6.7などの小規模フレアが発生しています。高速太陽風は速度が下がり始めています。
2022/ 8/15 10:18 フィラメント噴出によりCMEが発生しています。太陽風はやや高速です。
最新のニュース

2022/ 8/16 14:22 更新
Mクラスの中規模フレアが3回発生しました。太陽風はやや低速になっています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、
太陽の南側の3078黒点群の活動が活発になり、
15日23時半(世界時15日14時半)にM1.0、
16日1時半(世界時15日16時半)にM2.7、
16日7時(世界時15日22時)にM1.1と、
Mクラスの中規模フレアが3回発生しています。

Mクラスのフレアの発生は、
世界時7月16日のM1.4以来で、ほぼ1か月ぶりです。

3078群は、この他にも、
C2.6、C3.1、C3.9、C8.4、C5.9など、
Cクラスの小規模フレアをいくつも起こしています。
この様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
どの爆発がどのフレアか、対応させるのも大変です。

3078群は、黒点もより大きく、複雑になっています。
SDO衛星による拡大写真を掲載します。
この領域の活動に、今後も注目してください。

太陽では、昨日の昼、15日13時(世界時15日4時)に、
太陽の南西側(右下)でフィラメント噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
太陽の右下に向かって、コロナのガスが噴出しています。

この噴出によるCME(コロナ質量放出)の様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。
この動画では、15日22時(世界時15日13時)以降にも、
次々とCMEが飛び出しています。
これは、3078群や南西側の領域で発生した活動によるものです。

これらのCMEは、地球に対しては斜め方向の噴出で、
影響は小さいものに留まりそうです。

そして、今日の昼、16日11時(世界時16日2時)に
3078黒点群で発生したC5.9の小規模フレアの時に、
GOES衛星SUVI 304では、
コロナのガスが噴出する様子が見えています。
これもCMEとなっている様です。

太陽が一気ににぎやかになっています。
引き続き注目してください。


太陽風は、昨日のニュース以降はゆっくりと速度が下がり、
今朝、400km/秒台を割って、
現在は370km/秒とやや低速の状態になっています。
磁場強度は、5nTから一旦2nTに下がり、
現在は4nTくらいに戻っています。

磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は、500nTの中規模の変化が1回発生した程度で、
その他は変化がありません。

SDO衛星AIA193では、
北半球から南半球へ、
コロナホールが大きく曲がりながら伸びています。
明日くらいからこの領域の影響で、
太陽風の速度が再び高まる可能性があります。

また、昨日お知らせした、
14日夜のフィラメント噴出による太陽風の乱れが、
今夜から明日にかけて到来する可能性があります。
高速風の立ち上がりと重なって、
変化が分かりにくくなるかもしれません。
太陽風磁場の強まりや、南向きの変化に注目してください。



3078黒点群のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3078黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


太陽の南西側で発生したフィラメント噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽から次々と噴出するCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3078群のC5.9フレアに伴う噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。