宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:39)
今日、C1.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/13 02:23 C1.3
4/12 15:41 C3.9
08:05 C1.5
4/11 14:01 C1.6

黒点  4/13 (NOAA)
磁場 フレア
2988 2 β ---
2989 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 500 -4.5
-2 h 493 -4.0
-4 h 467 -1.2
-6 h 459 -2.6
-8 h 459 -1.1
-10 h 493 -0.1
-12 h 498 -0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -23 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 4x10^2
4/13 0.6 3x10^3
4/12 0.8 2x10^3
4/11 0.7 1x10^3
4/10 0.7 6x10^2
4/ 9 0.6 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/ 8 12:14 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動がやや強まりました。フィラメント噴出が発生しています。
2022/ 4/ 9 13:40 太陽風磁場が南向きにやや強まっています。太陽は穏やかです。
2022/ 4/10 13:55 太陽風は磁場が強まり、やや高速になっています。
2022/ 4/11 14:38 高速の太陽風が続いています。太陽で小さい爆発が発生しています。
2022/ 4/12 13:08 ハロー型のCMEが発生し、太陽風の乱れが地球に向かっています。
最新のニュース

2022/ 4/13 13:39 更新
太陽風は速度や磁場が度々強まっています。

担当 篠原

太陽風は、昨夜に450km/秒から500km/秒へ速度が上がり、
未明に450km/秒へ下がって、昼前に500km/秒へ上がるという、
上下の変化が発生しています。
磁場強度も、4nTから5〜8nTへ少し強まり、
昼前からは10nTに強まっています。

細かい変化が続いていて、原因との対応が読み取りにくくなっています。
SDO衛星AIA193を調べると、
9日23時(世界時9日14時)と10日22時(世界時10日13時)に、
太陽中心部の南東側(左下)で小さい爆発が発生していました。
この時に発生したCMEが
2日半〜3日程かかって地球に到来したのでしょうか。

昨日紹介した11日14時(世界時11日5時)のCMEによる乱れも、
明日の午後に到来が予想されています。
太陽風の変化に引き続き注目してください。

太陽風磁場の南北成分は南寄りの変化が続き、
グラフの最後では、-5nTに振れた状態が続いています。
磁気圏の活動は高まっていて、
AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が連続的に発生しています。
現在は南向きが続いているので、この後の活動も高まりそうです。


太陽は、昨日の午後から北西の端(右上)の少し向こう側で活動が強まり、
C3.8に続いて、C1台の小規模フレアが6回ほど発生しています。
領域は向こう側へ去って行くので、この後は見えなくなります。

一方、GOES衛星SUVI 304を見ると、
太陽の東端(左端)の向こう側で活動が続いている様で、
コロナの筋が上空へ伸びていく様子が繰り返し撮影されています。
(動画を掲載しています)

この後、どの様な領域が現れるでしょうか。

黒点は、北東側に2988群と新しく2989群が現れています。



太陽の東端の向こう側でコロナの噴き出しが繰り返し発生しています。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。