宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:38)
今日、C1.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/11 14:01 C1.6
4/10 11:31 C5.0
4/ 9 20:17 C4.7
19:55 C3.7

黒点  4/11 (NOAA)
磁場 フレア
2983 3 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:25 534 -0.5
-2 h 535 -0.7
-4 h 510 -2.1
-6 h 465 -2.0
-8 h 483 -1.2
-10 h 483 -2.0
-12 h 502 -1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -17 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -32 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^2
4/11 0.7 5x10^2
4/10 0.7 6x10^2
4/ 9 0.6 5x10^2
4/ 8 0.6 5x10^3
4/ 7 0.7 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/ 6 12:26 太陽風は平均的な状態です。3月の黒点相対数は 78.5 でした。
2022/ 4/ 7 11:38 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
2022/ 4/ 8 12:14 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動がやや強まりました。フィラメント噴出が発生しています。
2022/ 4/ 9 13:40 太陽風磁場が南向きにやや強まっています。太陽は穏やかです。
2022/ 4/10 13:55 太陽風は磁場が強まり、やや高速になっています。
最新のニュース

2022/ 4/11 14:38 更新
高速の太陽風が続いています。太陽で小さい爆発が発生しています。

担当 篠原

太陽風は、480〜500km/秒と高速の状態が続き、
グラフの最後では、550km/秒へ高まっています。
磁場強度は、昨日のニュースの後に再び12nTに強まりましたが、
夜遅くには5nTへ下がり、以降、5〜7nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
昨日のニュースの前後に南向きの強まりが発生し、
AE指数は、最大で1700nTに達する大きい変化が
一時的に見られました。
その後は、南向きの小さい磁場変化が続き、
AE指数の変化も300nT程度に下がっています。

そして、太陽風のグラフの最後の辺りでは、
0nTを挟んで南北に少し大きく変化する様になっています。
この後、どの様な傾向に変わるでしょうか。
南向きの変化が少なくなれば、磁気圏はより穏やかになります。

SDO衛星AIA193では、
西側(右側)のコロナホールは見つけにくくなっています。
太陽風速度の高まりは、この後下がっていきそうです。
一方、中心部の北東側(左上)に次のコロナホールが見えています。
ここの影響は、4日後くらいでしょうか。


太陽は、2983黒点群が西の端(右端)に近付いています。
そのすぐ南側に新しい黒点が発生しています。
これらは、すぐに沈んで見えなくなります。

一方、北東の端(左上)に小さい黒点が現れています。
群番号はまだ付けられていませんが、この後も残るでしょうか。

X線グラフは、昨日の昼のC4.9以降は目立った変化はありませんが、
昨夜、10日22時(世界時10日13時)に、
太陽の南側でB7の小さい活動が発生しています。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。

SOHO衛星LASCO C2の画像を見ると、
とても淡いですが、
CME(コロナ質量放出)が左下に向かって
飛び出している様です。

発生地点が太陽の中心に近いので、
3日後くらいの太陽風に影響が見られるかもしれません。

STEREO Ahead衛星によると、
太陽の南東の端(左下)の少し向こう側に活動的な領域がある様です。
この領域がこちら側にやって来ると、
太陽はまた活動的になるかもしれません。


と書いている最中の11日14時(世界時11日5時)に、
太陽の中心部でC1.6の小規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。
これを見ると、コロナのガスが吹き飛ばされている様です。
どの程度のCMEが発生しているでしょうか。
注目して下さい。



太陽の南側で小さい爆発が発生しています。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


かなり淡いCMEが左下に向かって飛び出しています。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の中心部で発生したC1.6の小規模フレア。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。