宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:29)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/12 11:56 C1.5
02:23 C2.5
2/11 --- ---
2/10 13:24 C4.0
11:01 C3.0
02:28 C5.7

黒点  2/11 (NOAA)
磁場 フレア
2939 3 β C6
2940 6 β C3
2941 28 β C4
2944 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 547 +3.3
-2 h 550 +1.8
-4 h 558 +1.1
-6 h 506 -0.7
-8 h 481 -6.7
-10 h 446 -1.8
-12 h 424 +13.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -35 -/ -
-2 h -37 -/ -
-4 h -37 -/ -
-6 h -40 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h 15 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 1x10^2
2/12 0.7 9x10^3
2/11 0.6 6x10^3
2/10 0.7 1x10^4
2/ 9 0.7 1x10^4
2/ 8 0.8 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 2/ 7 12:35 フィラメント噴出が発生し、CMEが地球に向かっています。高速の太陽風が続いています。
2022/ 2/ 8 13:02 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。
2022/ 2/ 9 13:19 プロミネンス噴出が発生しました。太陽風の乱れが近付いています。
2022/ 2/10 12:37 太陽風の小さい強まりが到来しました。1月の黒点相対数は 54.0 でした。
2022/ 2/11 13:14 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2022/ 2/12 13:29 更新
コロナホールによる高速太陽風が始まっています。

担当 篠原

太陽風は、昨日のニュースの後も
磁場強度は高まった状態が続き、
夜になると再び上昇して、今日未明には21nTに達しました。
その後は下がって、現在は6nTと平均的な状態です。

これに続く様に、速度も上昇を始め、
今朝、12日7時(世界時11日22時)頃には550km/秒に上がって、
高速風になっています。

CMEによる磁場の強まりに続いて、
SDO衛星AIA193で注目していた
コロナホールの影響がやって来た様です。

太陽風磁場の南北成分は、
昨夜遅くにかけて北向きにどんどん強まっていましたが、
今日未明に南向きに急に切り替わる変化が到来して、
しばらくは南向きに強まり、現在は南北に変化しています。

磁気圏の活動もこれに従い、
AE指数のグラフは、中盤は変化がなくなって、
後半に大きな変化が一時的に発生し、
以降は小規模の変化が見られるという変化をしています。

この後は、高速太陽風はどこまで続くか注目して下さい。
27日周期の図を見ると、前周期の高速風は5日ほど続きました。
今回はどうなるでしょうか。


太陽は、昨日、11日10時(世界時11日1時)頃に、
西の端の向こう側である程度の規模の活動が発生した様で、
SOHO衛星LASCO C2、C3でCME(コロナ質量放出)が
太陽から右上に飛び出す様子が観測されています。
動画を1枚目に掲載します。
向こう側の現象なので、地球への影響はありません。

そして、昨夜、11日21時(世界時11日12時)には、
太陽の中心部の南東側(左下)でフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

この写真では、太陽から左に向かって
薄暗いコロナのガスが飛び出す様子が見えています。
CMEが発生している可能性があるので、
今後のSOHO衛星の画像に注目して下さい。

発生地点が太陽の中心に近いので、
こちらの乱れは、地球へ到来してくる可能性があります。

フレアは、北西に沈んだ2940黒点群でC1.1、C2.5、
南西の2939群でC1.2、C1.5の
小規模フレアが発生しています。



太陽の北西の向こう側で発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の中心部で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。