宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:37)
今日、C5.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/10 11:01 C3.0
02:28 C5.7
2/ 9 06:33 C5.1
2/ 8 01:54 C2.4

黒点  2/10 (NOAA)
磁場 フレア
2939 3 β C6
2940 9 β ---
2941 24 β C3
2943 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 423 -0.5
-2 h 427 -1.5
-4 h 406 -1.7
-6 h 416 -0.7
-8 h 386 +0.4
-10 h 392 -0.3
-12 h 388 +1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -11 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 7x10^3
2/10 0.7 1x10^4
2/ 9 0.7 1x10^4
2/ 8 0.8 1x10^4
2/ 7 0.7 1x10^4
2/ 6 0.7 6x10^3

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 2/ 5 13:11 太陽風磁場が再び南向きに強まり、磁気圏の活動も活発になりました。
2022/ 2/ 6 12:38 高速の太陽風が続いています。磁気圏もある程度活動的です。
2022/ 2/ 7 12:35 フィラメント噴出が発生し、CMEが地球に向かっています。高速の太陽風が続いています。
2022/ 2/ 8 13:02 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。
2022/ 2/ 9 13:19 プロミネンス噴出が発生しました。太陽風の乱れが近付いています。
最新のニュース

2022/ 2/10 12:37 更新
太陽風の小さい強まりが到来しました。1月の黒点相対数は 54.0 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
1月の黒点相対数は、54.0 と発表が行われています。

12月の67.6からは下がりましたが、
1枚目の図を見ると、
順調に上昇の傾向が続いていることが分かります。

前の周期の立ち上がりの頃を見ると、
3年目の初めの2011年1月の赤線の高さは、
今回とほぼ同じ50くらいになっています。
現在の第25期は、前の第24期とほぼ同じ変化が続いています。

1か月の可視光写真を繋げた動画を2枚目に掲載します。
今回は群番号を加えた写真を使ってみました。
こちらの方が黒点の動きが分かりやすい様に思います。



今朝、10日5時(世界時9日20時)に、
DSCOVR衛星で太陽風の小さい強まりが観測されました。
速度は390km/秒から420km/秒へ、
磁場強度は4nTから8nTと、どちらも小幅の変化です。
6日夜に発生したフィラメント噴出による
CMEの乱れが到来した様です。

速度の変化は小さいだろうと考えていましたが、
磁場強度も目立つ程の強まりにはなりませんでした。
南北成分は0nTか弱い南向き程度で、
磁気圏は概ね静穏です。
AE指数は200nTの小さい変化が起きている程度です。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールは太陽の中心線にほぼ達しています。
3日後くらいからこの領域の影響で太陽風が強まりそうです。


太陽は、2939黒点群でC5.7、
2941群でC3.1、2940群でC3.0と、
3つの黒点群それぞれで小規模フレアが発生しています。

2941群は太陽の中心に近いので、
活動が強まる様であれば注目して下さい。



太陽黒点相対数の長期変化。1月の黒点相対数は 54.0 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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